現在3月末に各地で行われている代表戦。日本をはじめとするアジア勢、ウルグアイやコロンビア等の南米勢は親善試合だが、欧州勢はEURO本戦出場に向けた大事な試合を戦っている。
今回注目するのはデンマーク代表。今回フィンランドとカザフスタン相手に対戦したが、ラスムス・ホイルンドという20歳の選手が大活躍をみせたのだ。
ラスムス・ホイルンドはセリエA・アタランタでプレーする2003年生まれの選手。2月に20歳の誕生日を迎えた。
初めて代表に選ばれたのは、2022年9月のネーションズリーグ。2試合とも途中出場を果たしたが、フォワードとして目に見える結果を残すことができなかった。そして、11月に開幕したカタールワールドカップのメンバーからは外れることとなった。
しかし、ワールドカップ後のシーズン再開以降、突如得点能力を開花させる。再開後から公式戦4試合連続ゴールを決めると、2月にも2試合連続ゴールを決めるなど好調を維持。晴れてデンマーク代表に復帰することとなった。
初戦のフィンランド戦では、代表で初めてスタメンに抜擢される。すると、21分にゴールという形で期待に応えた。そしてそれだけにとどまらず、82分と後半アディショナルタイムにもゴールを決め、代表3試合目にしてハットトリックを達成。チームの勝利に大きく貢献した。
続くカザフスタン戦でもスタメン出場を果たしたラスムス・ホイルンド。やはり勢いに乗った若手はとどまることを知らない。21分と35分にゴールを決め、デンマークに有利な状況をもたらした。最終的に格下に逆転負けを喫したが、ラスムス・ホイルンドにとっては充実した代表ウィークだっただろう。
もしこのままアタランタでもゴールを量産するようであれば、さらなるビッグクラブへのステップアップもあり得るだろう。新たに注目すべき選手が現れた。
(By ALLSTARS CLUB編集部)