今回は前回のグループEに引き続き、グループFの若い注目選手を紹介していく。他グループの注目若手選手は、記事最下部の関連記事からご覧ください。
グループF
ベルギー
カナダ
モロッコ
クロアチア
前回大会ロシアW杯の2位と3位が入っているグループF。カナダもモロッコもワールドクラスの選手を含めレベルが高くなってきているのでこのグループが一番決勝トーナメント進出の予想がしずらく、実力が拮抗するかもしれない。
注目若手選手
ベルギー – アレクシス・サーレマーケルス(22)
今シーズンからベルギー代表に選出されたサーレマーケルス。多彩なテクニックで、特に股抜きを得意としている。視野がとても広くRMFのプレイヤーだが常に左サイドの状況も把握できており賢い選手だ。
所属しているミランではRMFをメインとしているがベルギー代表では右のウィングバックを任されている。守備の駆け引きも上手く、相手の意表を付くインターセプトをするシーンもよく見られる。攻守ともにIQの高さを見せるプレーが多い選手だ。
カナダ – ジョナサン・デイビッド(22)
昨シーズン、リーグ1でPSGを退けLOSCリールを優勝に導いた立役者。現在彼をめぐって複数のビッグクラブが一目をおいている。典型的な点取り屋でゴールの嗅覚が非常に鋭い。また軸足での精度も高く両足でゴールを狙える。
初速がかなり速く一瞬で相手を置き去りにできる。その他フィジカル、テクニック、パスセンスとどれをとっても高水準な選手だ。
モロッコ – アクラフ・ハキミ(23)
昨シーズンユベントスの10連覇を阻止し、インテルは2009-10シーズンぶりにスクデットを獲得したがそこでのハキミの活躍は絶大なものだった。昨シーズンは公式戦7G10Aとサイドバックとは思えない攻撃における貢献度を示した。
インテル時代は3-5-2のシステムでウィングバックとして攻撃面においても守備面においてもしっかりと役割を果たせていたが、それはハキミの運動量あってのことだろう。
パスやクロスの精度も高く、挙句の果てにはカットインでもシュートも放てる。右サイドバックの中でも彼はトップクラスだろう。
クロアチア – ヨシュコ・グヴァルディオル(20)
ライプツィヒのグヴァルディオルは現在3センターの左として活躍している。ユース時代はサイドバックをメインとしており、プロになってからはセンターバックにコンバートされた。
守備の能力もそうだがこの選手は最終ラインからでもボールを運んだり、ビルドアップ時のパス精度が高く、現代で求められるようなCBの能力を網羅している。最終ラインから最前線へのロングフィードでクロアチアの攻撃にどのように貢献していくのか楽しみだ。
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