2022年カタールW杯への参加は、スポーツ的な価値だけでなく、もちろん経済的な価値ももたらす。クラブだけでなく連盟にとっても、現代サッカーにおける持続可能性の重要性を考えると、この点は軽視できない。では、次回はどのような賞が予定されているのだろうか。
2022年大会では、FIFAは賞金総額に10億ドルを準備しており、2018年ロシアW杯より29%増額している。累積賞金は、FIFAが4年間のサイクルのテレビ放映権契約を完全に締結した後に設定される。
順位による分配金とその他の追加報酬金について
この賞金は、参加するナショナルチームに分配されるだけでなくその他サッカー連盟にも連帯される。
4億5千万ドルから5億ドル相当の「賞金」のほか、「クラブ・プロテクション・プログラム」というW杯に出場している選手を保有しているクラブに対して支払われる保険料や、「クラブ・ベネフィット・プログラム」という選手が活躍することによる貢献度に対して保有クラブに支払われる追加報酬のようなものもある。
さて、その賞金の内訳だが、まず参加賞として本大会に出場しているナショナルチームには250万ドルが支払われる。そこから成績次第で以下のように報酬額が分かれている。
グループステージ敗退 800万ドル
ベスト16 1200万ドル
ベスト8 1600万ドル
4位 2200万ドル
3位 2600万ドル
2位 3200万ドル
1位 4500万ドル
現時点での推定額だが、優勝チームはトータルで4750万ドル獲得できる。一方でグループステージで敗退してしまったナショナルチームでも1050万ドルは保証されている。
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