カタールワールドカップは、アルゼンチン代表の1986年以来の優勝で幕を閉じた。決勝はPK戦までもつれ込む手に汗握る試合展開だった。
決勝で活躍したのは両国のエース。メッシが2得点を決める一方で、エンバペは1966年以来のワールドカップ決勝におけるハットトリックを記録した。
この両者は、利き足も年齢も身長もプレースタイルも異なるが、一つ共通点がある。それはPSG所属ということだ。
今大会は合計172ゴールが生まれたが、その内リーグアン所属選手によるゴールは「27」。PSGでチームメイトであるエンバペとメッシが半分以上を占めているのだ(2人の合計は15)。
PSGには多くのタレントが揃っていると改めて認識させられる大会だった。この二人に加え、ブラジル代表ネイマールがいることも忘れてはいけない。
全体で最も多くのゴールを決めたのはプレミアリーグで「38」。そもそもプレーしている選手の母数が異なるというのもあるが、やはりプレミアリーグが1位だった。
それでも、リーグアンはこのプレミアリーグに次ぐ2位となっている。3位のラ・リーガ(18)、4位のブンデスリーガ(15)、5位のセリエA(14)を大きく上回る数字となった。
ただ、セリエAに関しては、イタリア代表が出ていないことを考えると立派な数字だと言えるだろう。
このように各国の大エースが集うPSG。この能力と勢いがあれば、チャンピオンズリーグ制覇もそう遠くないはずだ。