プーマはラ・リーガで大きな賭けに出た。ドイツのスポーツ用品ブランドは、スペインサッカー界における存在感を高めており、何らかの理由で戦略的と見なされるクラブと、一挙に3つの契約を来季から結ばれることが分かった。

公式発表されたデポルティボ・アラベスに加え、スポルティング・ヒホンとUDイビサがナイキを離れ、プーマと契約を交わすことが明らかになった。

オフシーズン中で、未だに新しい動きが定かではない中ではあるが、公式ボールでラ・リーガに参入したプーマは、合計で5つの契約を結び、リーグ内で3番目のブランドと、2位のナイキに迫っている。

しかし、オフシーズン中に動きが出てくると予想されるので、アディダスを筆頭にこのリストも変動を受ける可能性がまだ十分にあると考えていいだろう。

アストゥリアス州のスポルティングは、1部リーグを含め、サポーター数が最も多いクラブの1つである。現在の苦しいクラブ事情とは対照的に、ファン層は非常に厚く、コロナ直前には、レアル・サラゴサに次いで2部リーグで最も多い2万2000人以上のシーズンチケット保持者を擁していた。

その当時、スポルティングは100万ユーロ(約1.35億円)近いユニフォームやグッズを販売していた。

スポルティングと比較すると今のところそれほど売り上げがないのはUDイビサだ。しかし、イビサといえばリゾート観光地でありながら、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の聖地の一つとして集約されている島であり、エンターテインメントに力を入れているプーマにとっては非常に魅力的なものである。

3部リーグでは、UDイビサはカテゴリー別で最も多くのユニフォームをネット販売したクラブの一つでもある。


既にプーマとスポンサー契約を結んでいるクラブ

ラ・リーガの公式ボールを導入して以来、プーマは近年、資産のポートフォリオを多様化させている。ナイキから主契約の1つを奪い取ったのは大きかったが、スポーツ界の人口を動かすには十分でないことに違いはない。

そのため、2023-24年までラ・リーガのビッグクラブであるバレンシアCFと契約を結ぶことが最初の決断の一つとなったのだ。

バレンシアに加えて、契約更新交渉中のアルメリアUD、そしてプーマのサッカー界の旗手であるマンチェスターシティを保有するシティ・フットボール・グループとの契約によりジローナCFのサプライヤーともなっている。

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