メッシやネイマール、エムバペなど世界の錚々たるメンバーが揃うパリ・サンジェルマンは、現在の本拠地であるパルク・デ・プランスを手放さなければならない可能性がある。
PSGはかねてより、現在のビジネスを拡大するために拡張が必要だとしている市営のパルク・デ・プランスをめぐり、パリ市議会と交渉を続けていた。
ルキップ紙によると、PSGはまず、スタジアムの所有権を取得し、必要な限りの工事を自由に行えるよう市議会に4000万ユーロを提供することにした。最終的に、5億ユーロを投じて、現在の48,000席から60,000席まで増やすことを目論んでいるという。
もし、最終合意に至らない場合、スタジアムを変更するという選択肢がある。「パリにはもっといいスタジアムがあるはずだ。私の第一の選択肢は、移転しないことではあるが、パリ市は我々に移転するよう圧力をかけている」と、クラブのナセル・アル・ケライフィ会長はBloombergに語っている。
同氏は、本拠地移動のために3つの選択肢があることを認めたが、その詳細については明らかにしていない。そのひとつが、サッカーフランス代表チームが試合を行う8万人収容のスタッド・ド・フランス。このスタジアムは、フランス政府が所有している。
スタッド・ド・フランスは、1998年ワールドカップに向けて作られた比較的新しいスタジアム。現在のPSGの人気度を考えると、8万人の収容が可能な同スタジアムへの移転が理想的であるように見えるが、果たして今後どのような動きになるのだろうか。