フランスのスポーツメディア『L’Équipe』で、PSGのエース、キリアン・ムバッペが今夏の契約延長を拒否したことが報道された。ムバッペはクラブに対し、昨年更新した契約に記載されている追加1年のオプションを行使しない意向を正式に通知したとのこと。これにより、PSGは売却を検討することとなり、クラブは今後の動向に注目している。
INFO L’ÉQUIPE. Kylian Mbappé a officiellement fait savoir au PSG, dans une lettre reçue ce lundi après-midi, qu’il ne lèverait pas l’option d’un an en plus dans son contrat. Une décision qui suscite l’incompréhension du PSG. https://t.co/EFFBOUL5Li pic.twitter.com/tPQQhoMVzg
— L’ÉQUIPE (@lequipe) June 12, 2023
数か月にわたり、ムバッペの契約延長には疑問符がつけられていた。本人は昨年の5月にPSGの会長、アル・ヘライフィーの約束が守られなかったことに失望し、クラブへの不信感を募らせていたようだ。
報道によれば、カタールのオーナー陣は昨年のトラブルを回避するために、同スター選手を売却する可能性を検討しているとのこと。PSGは、ムバッペが2024年の夏にフリーで去ることを避けるため、売却に前向きな姿勢を示していると伝えられている。
ムバッペの決断はクラブにとって予想外のものとなった。昨年延長した契約には選手が一方的に1年延長することができる条項が組み込まれており、それを7月31日までに行使するという期限付きのものであったため、まだ契約延長の決定を公にする必要はなかった。
クラブは彼により競争力のあるプロジェクトを提示するために努力したが、フランス代表の選手はパリでのプレーを2024年以降望んでおらず、今回の決断を覆すことはないだろう。PSGは、ムバッペを今夏売却するのか、来年契約満了でフリーで退団するのか、重要な判断を迫られている。
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(By ALLSTARS CLUB編集部)