2022/23シーズンから、プレミアリーグとチャンピオンシップの試合で”セーフスタンディング”が認められることになった。

政府が各クラブのスタジアムにセーフスタンディングエリアを導入することを許可したことで、カーディフシティ、チェルシー、マンチェスターシティ、マンチェスターユナイテッド、トッテナムがホームとアウェイのファンに認可されたセーフスタンディングエリアを提供することになる。

一方ブレントフォード、QPR、ウルヴスも上記5クラブのように、ライセンス付きの安全なスタンディングエリアを設ける予定となっている。

また、ウェンブリー・スタジアムでも、シーズン後半に行われる国内試合のファン向けに小規模の安全なスタンディングエリアが設置される。

早期導入するにあたってのプロトコル

ライセンススタンディングの早期導入に選ばれたスタジアムは、一定の基準を満たす必要があり、以下のようなポイントを網羅する必要がある。

■最低限の安全柵(前列と後列の間にある柵)があること、ホームとアウェイの両方にあること。

■ファンがライセンス該当エリアに座ったり立ったりできること

■また、1人につき1つのシート/スペースであること

■スタンディングエリアは、観戦基準や他のファン(身体の不自由なファンを含む)に影響を及ぼしてはならない

■ライセンススタンディングエリアでは、ファンのための行動規範を設ける必要あり

■スタッフおよび警備員にインストラクションとトレーニングを実施し、該当するチケット所有者のみがライセンススタンディングエリアに入場できるように管理すること。

■監視カメラを設置し、ライセンスが付与されたスタンディングエリアを完全にカバーすること。

■スタジアムは、安全アドバイザリーグループとスタンディングエリアの計画について協議しなければならない。