世界最高峰のプレミアリーグでは毎シーズン世界最高の選手たちが激しい試合を繰り広げ、観客たちを魅了してきた。

世界最高の選手が揃うため、継続して成績を残すことは簡単ではない。

プレミアリーグで20点を取ることができれば世界最高クラスのストライカーと言っても過言ではないが1シーズンで30ゴールを記録した選手が9名いる。

今回はその怪物クラスの選手9名を紹介する。

※94−95シーズンまでは1シーズン42試合。95−96シーズン以降は1シーズン38試合。

 

ティエリ・アンリ (30ゴール/03−04シーズン)

アーセナルが「無敗優勝」を達成した03−04シーズンのアーセナルでエースとして30ゴールを記録したアンリ。PKやFK、斜め45度からのコントロールショット、抜け出しからのゴール、ミドルシュートなど多彩なゴールパターンから得点を量産した。

ケビン・フィリップス(30ゴール/99−00シーズン)

ワトフォードやサンダーランド、ウエストブロムなどイングランドのクラブでプレーしたケビン・フィリップスは、98−99シーズンにサンダーランドをプレミアリーグ昇格に導くと、昇格初年度の99−00シーズンに30ゴールを記録する活躍を見せ、得点王に輝いた。

その後は怪我の影響などもあり精彩を欠いたシーズンもあったが40歳までプレーした。

ロビン・ファン・ペルシー(30ゴール/11−12シーズン)

2004年にフェイエノールトからアーセナルに加入したファン・ペルシーは徐々にストライカーとしての才能を開花させ、06-07シーズンには2桁得点を記録。

その後もコンスタントに活躍を見せたファン・ペルシーは11−12シーズンに30ゴールを記録する圧倒的なパフォーマンスを披露した。翌シーズンはマンチェスターUに移籍したが、ユナイテッドでも26ゴールを記録した。

ハリー・ケイン(30ゴール/17−18シーズン)

レンタル移籍先で修行を積み、13−14シーズンにスパーズに復帰。14−15シーズンには不振のソルダードに代わってスタメンに定着すると得点を重ねファンのハートを掴む。イングランド代表でもエースとして成長したケインは17−18シーズンに30ゴールを記録した。

クリスティアーノ・ロナウド(31ゴール/07−08シーズン)

世界最高のストライカーとして名高いロナウドも1度プレミアリーグで30ゴール越えを記録している。スポルティングから2003年にユナイテッドに加入したロナウドは、07−08シーズンに開幕から驚異的なペースで得点を量産し、最終的に31ゴールを記録。チームをリーグ連覇に導いた。

ルイス・スアレス(31ゴール/13-14シーズン)

2011年にアヤックスからリバプールに加入したスアレスはその得点能力を発揮しスタメンに定着。しかし、12−13シーズン終盤にはチェルシー戦でイバノビッチに噛み付き10試合の出場停止処分を受ける。13−14シーズンも開幕から出場停止となり、序盤は出場できなかったものの復帰後はエースとして大活躍。33試合の出場で31ゴール(PKなし)と驚異的な記録を残した。

モハメド・サラー(32ゴール/17-18シーズン)

リバプールのエースとしてプレーするサラーは、17−18シーズンにローマから加入すると初年度からゴールを量産し、32ゴールという記録を残した。

その後もコンスタントにゴールを量産し、世界最高レベルのストライカーに成長している。

アンディ・コール(34ゴール/93−94シーズン)

1989年にアーセナルでデビューしたアンディ・コールは1993年にニューカッスルに移籍し、34得点を記録。1シーズン42試合制のシーズンでの記録だが、現行の1シーズン38試合に換算しても30.7ゴールという素晴らしい記録を残した。

アラン・シアラー(31ゴール/93−94シーズン、31ゴール/95−96シーズン、34ゴール94−95シーズン)

プレミアリーグにおける最多通算得点である260ゴールを記録しているシアラーは、3度プレミアリーグで30得点以上を記録している。1度目は93−94シーズンにブラックバーンでの31ゴール。

その後オファーが殺到するも地元クラブであるニューカッスルへの移籍を選択した。ニューカッスルでも得点を量産し、94−95シーズンには34ゴールを記録。95−96シーズンにも31ゴールを記録するなどイングランド史上最高のストライカーとして活躍した。