昨シーズンの冬の移籍市場で1億ユーロ以上で4選手を完全移籍、1選手をローンで獲得したニューカッスルユナイテッド。
22-23の移籍市場ではLOSCリールからスヴェン・ボトマンを3700万ユーロで、ローン移籍で加わっていたターゲットを1750万ユーロで完全移籍としてクラブに迎え入れた。PSGのように移籍市場で派手な動きは見せず着実に補強を進めている。
現在サウジアラビアの政府系投資ファンドPIBがオーナーとして復権を目指すクラブはピッチ内外の両方を強化するために世界最大級の銀行グループであるHSBCと契約。これにより1億7000万ユーロの資金調達に成功した。
この契約は、クラブが将来的にチケット販売やテレビ放映権による収入を約束することで成立しており、この動きはすでにエヴァートン、ウェストハム、フルハム、サウサンプトンといったクラブが始めているものである。他リーグで言うとバルセロナが放映権販売で損失を補っているのは有名な話だ。
プレミアリーグのファイナンシャル・フェアプレー・ルールにより、オーナーが移籍金を直接支払うことができる金額は制限されており、一方でサウジ関連企業とのスポンサー契約に関しては、ニューカッスルは来年まで待たねばならない。
従って更にお金を費やすにはこの手のローンが必須だったというわけだ。