リーズユナイテッドは、ピッチ外でも着実に前進できている。同クラブの会計によると、2020-2021会計年度(6月30日終了)は500万ポンド(約8億1300万円)の利益を計上し、パンデミックを乗り切り、黒字に転換した。
この数字は、プレミアリーグ昇格を果たした2019-2020シーズン終了時に計上した6450万ポンド(約104億8600万円)の損失と対照的になっている。
パンデミックの影響にもかかわらず、クラブの総売上高は5400万ポンドから1億7100万ポンドに増加。項目別では、テレビ番組、コマーシャル収入が 2200万ポンド、スポンサーシップ収入が 3500万ポンドとなった。スポンサー収入に関しては当期において最も増加した項目でもある。
2003-04シーズンぶりの昇格後、同クラブは約500万ポンド(590万ユーロ)を投じて本拠地「エランド・ロード」をプレミアリーグ基準に合わせるために改修し、更にクラブの練習施設もグレードアップさせた。
またテクニカルスポンサーにアディダス、ユニフォームの前面にも記載されているメインスポンサーSbotop、袖に記載されているスポンサであるDスポーツとハイセンスといった企業と最近契約し、この分野ではリーズが過去最高の収益を上げることになった。
2021年末には、アメフトのナショナルフットボールリーグ(NFL)のサンフランシスコ49ersエンタープライズは、リーズへの出資比率を44%に高め、2000万ポンド(2400万ユーロ)を超える出資を行っている。