21-22シーズンも終了し、移籍シーズンに突入しているため各クラブのスポーツディレクターはターゲットの移籍価値を追わなければならない。
一般的に言われている市場価値とは別で実際に移籍するにあたっての必要となってくる額(ここでは”移籍価値”と呼ぶ)は異なってくる。
今シーズンで契約が切れてマドリーに移籍するかもしれなかった、ムバッペはパリ・サンジェルマン(PSG)と2025年まで契約を延長したため今回紹介する、スポーツ研究国際センターが発表した「移籍価値ランキングTOP100」でヴィニシウスを追い越しトップになった。
今回は、欧州5大リーグのそれぞれのトップ10をご紹介。
プレミアリーグ
ランクイン人数:41人
トータル:30億2330万ユーロ
平均:7370万ユーロ
中央値:6840万ユーロ
世界最高峰で最もお金が動くリーグでもあるプレミアリーグからは最多の41人がノミネート。このランキングのトータル移籍価値額が72億6390万ユーロに対して30億2330万ユーロはプレミアリーグが占めていることになる。
やはり一番レベルの高いリーグなだけあって、そこで継続的にプレーできている選手は他のリーグの選手に比べても移籍価値は高くなる。また他リーグでは比較的年齢の高い選手はランクインしていないもののプレミアリーグからは30に近い選手もランクインしている。
ラ・リーガ
ランクイン人数 21人
トータル:16億6880万ユーロ
平均7940万ユーロ
中央値7650万ユーロ
プレミアリーグの次にノミネート数が多いリーグがラ・リーガで21人となっている。2大巨頭のマドリー、バルサで15人を占めている。またこの2クラブから特に能力、あるいはポテンシャルの高い選手がランクインしていることから中央値が大きく伸びている。
セリエA
ランクイン人数:14人
トータル:9億4960万ユーロ
平均:6780万ユーロ
中央値:6460万ユーロ
人数で言うと、ブンデスリーガよりも1人多い14人がランクインされているが、平均、中央値共に低くなってしまっている。後期ベテランが多いということもありランクインされているのはラツィオのミリンコビッチ=サビッチを除いて全員が25歳以下となっている。
リーグ1
ランクイン人数:7人
トータル:5億9000万ユーロ
平均:8420万ユーロ
中央値:6190万ユーロ
冒頭でも述べた通り、ムバッペがこのランキングのTOPを占めている。移籍価値は2億ユーロを超えており平均値はもはや参考にならない。
チュアメニもリーグ1に入ってはいるが、モナコとレアルマドリーの間で移籍に関して合意が発表されたためラ・リーガで活躍することになるだろう。
ブンデスリーガ
ランクイン数:13人
トータル:10億3220万ユーロ
平均:7940マンユーロ
中央値:7250万ユーロ
ブンデスリーガからは若手発掘で商売上手のクラブ、ドルトムントやライプツィヒの選手が目立つ。後はブンデスリーガ10連覇のバイエルン・ミュンヘンからだ。セリエAに比べると平均も中央値も高くなっている。
そんなブンデスリーガの中でもレヴァークーゼンのフロリアンヴィルツは今シーズン最も”市場価値”を伸ばした選手の一人でもある。
その他欧州リーグから
ランクイン数:4人
トータル:2億2320万ユーロ
平均:5580万ユーロ
中央値:5130万ユーロ
それ以外の欧州リーグからは、今シーズンブレイクしたダルウィン・ヌニェス。来シーズンからシティでプレーするフリアン・アルバレス、アヤックスのアントニー、シティの監督、ペップが目をつけていると言われているスポルティングのマテウス・ヌネスが選ばれている。
・ベンフィカ – ダルウィン・ヌニェス 7010万ユーロ
・リーベルプレート – フリアン・アルバレス 5150万ユーロ
・アヤックス – アントニー・マテウス 5120万ユーロ
・スポルティング – マテウス・ヌネス 5040万ユーロ