プレミアリーグの各クラブは6月9日に、今後3シーズン、アウェイチケット価格の上限を現在の30ポンド(約5000円)で維持することに全会一致で合意した。これは、プレミアリーグ自身が声明で発表したものである。
このチケットの”プライスキャップ “は、クラブがアウェイサポーターに対してさまざまな施策を提供するプレミアリーグの「アウェイサポーター・イニシアチブ」の成功を受けて、2016/17シーズンから導入された。
声明文には「上限(30ポンド)の水準は、9シーズン実施される2025年までに見直される予定です」と書かれている。
プレミアリーグは、「すべてのクラブは、試合中に最高の雰囲気を作り出すためにファンが極めて重要であることを認識しており、アウェイでチームを応援するために必要な旅費がかかってしまうことを念頭に置いておかなくてはなりません」と続けている。
この一環として、プレミアリーグ各クラブは本日、ファンアドバイザリー委員会の導入と、クラブのファンエンゲージメント活動を担当する取締役レベルのオフィサーの任命について承認した。
このようにファンをエンターテインメント要素として理解した上で、よりプレミアリーグや各クラブに近い存在にしようとする動きは、イングランド国内で勢いを増している。