「オフサイドをもっと正確に判定できないものか」と願うサッカーファンは多いだろう。セリエA第6節、ユベントスvsサレルニターナ戦ではサレルニターナが2点先制、その後2点追いつき、アディショナルタイム4分にはコーナーキックでユベントスのミリクがヘッドで合わせゴール。
しかしVARでボヌッチがボールには触れていないが、オフサイドポジションでゴールに関与したとして最終的にゴールが取り消しになった。
しかし問題はVARの確認にあった。審判がオンフィールドレビュー時に提供されたビデオには、コーナー付近に残っていたサレルニターナの選手が映っていなかったが、その選手が実は最終ラインだった。従って実際、ボヌッチはオフサイドではなく、これが完璧な誤審だとして話題になっている。
Santa Maria 🤔 #JuventusSalernitana if this is true 🤪 @CBSSportsGolazo if all cameras are zoomed on Bonucci & don’t show Candreva (except for maybe birds view cam – beauty cam) – waiting for the official word from Serie A… go to sleep if you can, will be a couple days pic.twitter.com/FvjX1YV6uo
— Christina Unkel (@ChristinaUnkel) September 11, 2022
更に判定を正確に、VAR+”ホークアイ”システム
VARが無かった時代に比べると、VARによる恩恵は計り知れないだろうが、依然としてこういったジャッジミスはつきものだ。しかし現在では半自動オフサイドジャッジシステムこと”ホークアイシステム”が次々に導入されていることで今後フットボール界のオフサイド判定は更に正確になってくるだろう。
直近で言うと試運転としてレアルマドリーvsフランクフルトのUEFAスーパーカップ、そして現在開催中の22-23チャンピオンズリーグでも導入されている。あるいは今年の冬に開催されるカタールW杯でも導入される予定だ。
このようにCLやワールドカップといった大規模なコンペティションで次々に採用されてきているわけだが、来シーズンからはプレミアリーグでも導入されるという。
最終的に導入するかの判断はワールドカップ終了後にはなるだろうが、現次点でも正確な判定や迅速なジャッジはかなり評価されている。導入するにあたり経済的な問題も発生してくるが、プレミアリーグではCL出場クラブであるマンチェスター・シティ、チェルシー、リバプール、トッテナムに加え、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ブライトン、サウサンプトン、ノッティンガム・フォレストとほぼ半数のクラブがすでにホークアイのベースインフラを備えている。