プレミアリーグ

2023/24シーズンのプレミアリーグの全日程は、現地時間今週木曜日の午前9時に発表される予定。『Express Sport』ではその試合日程の決定方式が解説されている。

日程の決定は国際的なITサービス企業であるアトス社のテクニカルアーキテクト、グレン・トンプソン氏がプレミアリーグの全日程を決定するプログラムの設計を担当している。

チャンピオンシップのプレーオフ決勝で、ルートンとコベントリー・シティの勝敗が決し、来季のプレミアリーグ20クラブが確定後、トンプソンはコンピューターを使ってプレミアリーグの各クラブをペアリンググリッドに配置し、日程を決定しているとされる。

このコンピュータは、ホームとアウェイの試合を把握した上で、ランダムに試合を組み合わせ、そのシーズンのスケジュールを決定する。

例えば、ホームとアウェーのリーグ戦は、5試合ずつで3対2に分けるなどルールがあり、クラブは、公平性を保つため、ホームゲームやアウェイゲームが連続することが避けられる。

また、「ボクシングデーにホームで試合をするクラブは、必ず元旦またはそれに準ずる日にアウェイで試合をする」などの条件がある。

同じ地元のチームがホームで試合をする場合、例えばマンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド、リバプールやエバートンといったクラブが同日開催されないようになっている。

しかし、アーセナル、チェルシー、トッテナム、ウェストハムといったロンドンのクラブについては、プロセスが複雑になり、時折、柔軟性が出てくる。

また移動も考慮される。コンピュータは、ボクシングデーや元旦のような日の移動を最小限にするよう設定され、同じ地域にあるプレミアリーグとフットボールリーグ(2部以下)のクラブが、互いに同じ鉄道路線を利用することを可能な限り避けるように努力するよう設置されている。

プレミアリーグ、フットボールリーグ、アトス社の3者は、条件を確認するため、数日間に渡って開催日のリストを見直し、現地時間木曜日の午前9時には、23/24シーズンがどのように展開されるのかが発表される。

(By ALLSTARS CLUB編集部)