22/23年のプレミアリーグもいよいよ佳境に入ってきた。ほとんどシティとアーセナルによる一騎打ちとなっているが、試合数の少ないシティがやや有利な状況である。
アーセナルが優勝すれば、03/04年の無敗優勝以来となる制覇、一方でシティが優勝すれば、20/21年、21/22年に続く3連覇となる。
92/93年から発足したプレミアリーグにおいて、リーグ戦3連覇というのは2回記録されているが、両方ともユナイテッド。もしシティが達成すれば2チーム目となるのだ。
今回はユナイテッドの2度の3連覇を振り返っていこう。
98/99年~00/01年
ユナイテッドの1回目のプレミアリーグ3連覇は、98/99年、99/00年、00/01年。ちなみに3年とも2位はアーセナルである。
98/99年はアーセナルと最終戦までもつれ込む激しい戦いをみせ、最終的に勝ち点1差で優勝。このシーズンはプレミアリーグをはじめ、FAカップ、チャンピオンズリーグでも優勝し、3冠を達成した。
99/00年は前年とは一転、独走状態となった。アンディ・コールやドワイト・ヨーク、スールシャールといった攻撃陣を中心にリーグ戦で97得点を決めた。2位アーセナルとの勝ち点差は18である。
00/01年は開幕から3試合で2分とやや思わしくないスタートを切った。ただ、その後は徐々に勝ちを積み重ねていき、1位をキープ。シーズン最後の3試合で3連敗を喫したが、逃げ切りに成功した。
06/07年~08/09年
ユナイテッドの2回目のプレミアリーグ3連覇は、06/07年、07/08年、08/09年。最初の2年はチェルシー、3年目はリヴァプールが準優勝だった。
06/07年はユナイテッドとチェルシーの一騎打ちだった。このシーズンはクリスティアーノ・ロナウドが初めてリーグ戦二桁得点を記録し、伝説を創り上げるきっかけとなった。リーグ戦ではチェルシーを上回ったが、FAカップでは決勝でチェルシーが勝利を収めた。
07/08年は、ユナイテッド、チェルシー、アーセナルが激しい優勝争いを繰り広げた。最終的にそれぞれの勝ち点は87、85、83と僅差であった。この年はクリスティアーノ・ロナウドがリーグ戦31ゴールを決め、得点王に輝いている。
08/09年は、ユナイテッド、リヴァプール、チェルシーが優勝争いを繰り広げた。開幕から4試合で1勝2分1敗と滑り出しに失敗したが、後半戦に圧倒的な強さを見せて3連覇を達成した。チャンピオンズリーグでは決勝でバルセロナに敗れ、準優勝に終わっている。
(By ALLSTARS CLUB編集部)