ワールドカップ

カタールワールドカップは、アルゼンチン代表の36年ぶりの優勝で幕を閉じた。決勝ではベテランのメッシやディマリアが活躍。長年チームを支えてきたメンバーがようやく報われた。

両者はワールドカップ開幕前、代表としてのプレーは同大会が最後になるとほのめかしていた。しかし、メッシは「優勝したチームとして何試合かプレーしたい」と代表引退を撤回している。それだけ優勝は大きな出来事だったということだ。

それでは、カタールワールドカップを以って代表引退を発表・示唆した選手たちを紹介していこう。

セルヒオ・ブスケツ(スペイン代表)

スペイン代表として長年舵取りを務めてきたブスケツ。2010年の優勝メンバーで唯一残っていたが、カタールワールドカップを最後に代表引退を表明。ガビやペドリ、ロドリなどに後を託すこととなった。

エデン・アザール(ベルギー代表)

2018年ワールドカップでの躍進を支えた選手の一人。チェルシーからレアル・マドリードへ移籍してからは本来のキレを失い、カタール大会も不本意な結果に終わった。まだ31歳と完全に老け込む年齢ではないが、代表引退を決断した。

カリム・ベンゼマ(フランス代表)

バロンドール受賞者として挑んだカタール大会だったが、怪我により離脱を余儀なくされた。レアル・マドリードで活躍する偉大な選手も、ワールドカップでプレーしたのは1回のみ。代表での縁はなかった。

トーマス・ミュラー(ドイツ代表)

2010年ワールドカップで20歳ながらゴールデンブーツを獲得し、2014年ワールドカップでは優勝に大きく貢献したミュラー。ただ、2018年・2022年は主力としてプレーしながら2大会連続グループステージ敗退と不甲斐ない結果に終わった。まだまだドイツ代表で活躍出来そうだが、代表引退を示唆した。

川島永嗣(日本代表)

2010年大会から2018年大会まで日本代表の守護神として活躍した川島永嗣。2022年はチーム最年長の精神的支柱としての役割を果たした。選出された4大会では惜しくも夢のベスト8を達成することはできなかったが、川島の存在は日本代表に大きな影響を与えたことだろう。