カタールワールドカップ

ポルトガル代表は、ウルグアイ、韓国、ガーナと強敵揃いのグループHで、第2節の時点でグループステージ突破に成功した。

クリスティアーノ・ロナウドが一番目立つが、ブルーノ・フェルナンデス、ルーベン・ディアス、ベルナルド・シウバ、ジョアン・カンセロと実力派の選手たちが揃う。

ポルトガルの象徴ともいえるクリスティアーノ・ロナウドは、現在37歳。カタールワールドカップが最後の大会になる可能性も十分にあり得る。

しかし、ポルトガル代表には有望な若手が続々と現れており、次世代も強豪として台頭することだろう。

今回は、カタールワールドカップのポルトガル代表に選ばれている若手選手を紹介していこう。

※この記事での「若手選手」は25歳未満とする(年齢は全てカタールワールドカップ開幕時)。

ディオゴ・コスタ(ポルト、23、GK)

21-22年にポルトの守護神の座を掴み、ポルトガル代表でもルイ・パトリシオからポジションを奪ったディオゴ・コスタ。ワールドカップでは、初戦ではやや危ないプレーもあったが、2戦目のウルグアイ戦ではクリーンシートに抑えた。

アントニオ・シウバ(ベンフィカ、19、DF)

アントニオ・シウバは、22-23年にベンフィカのトップチームデビューを果たし、そのままワールドカップへ挑むメンバーに選ばれた。代表デビューは、11月18日のナイジェリア戦。ワールドカップの直前だ。ターンオーバーの可能性がある3戦目では、スタメン出場するかもしれない。

ヌーノ・メンデス(PSG、20、DF)

21-22年にローンでPSGへ移籍し、買取オプション実行でPSGに完全移籍することとなったヌーノ・メンデス。左サイドバックではゲレイロとポジションを争う。2戦目のウルグアイ戦で怪我から復帰したが、再び怪我で無念の途中交代となった。

ディオゴ・ダロト(マンチェスターU、23、DF)

今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドでレギュラーの座を掴み、ワールドカップのメンバーにも選出された。代表の右サイドバックには、カンセロという絶対的な存在がいるが、ダロトが控えにいるというのはチームにとって大きなメリットになるはずだ。

ヴィティーニャ(PSG、22、MF)

22年夏にポルトからPSGに移籍し、選手層の厚いチームでそれなりの出場機会を得ているヴィティーニャ。代表デビューを果たしたのは、2022年の3月。ポルトガル代表ではまだポジションを奪えていないが、これから力を付けてくることだろう。

マテウス・ヌネス(ウルブズ、24、MF)

スポルティングで頭角を現し、22年夏にプレミアリーグのウルブズへ移籍した。実は、ヌネスは出身地がブラジルであるためブラジル代表にも選ばれたことがあるが、試合には出場せず、最終的にポルトガル代表を選ぶこととなった。ウルグアイ戦でワールドカップデビューを果たした。

ジョアン・フェリックス(アトレティコ、23、FW)

10代でポルトガル代表デビューを果たし、同国で最も期待されている選手の一人としてその名を馳せた。まだ正確性に欠ける部分もあるが、その実力は十分。ガーナ戦で自身ワールドカップ初ゴールを決めた。

ラファエル・レオン(ACミラン、23、FW)

ACミランで徐々に才能の片鱗を見せ始め、21-22年にはクラブを久しぶりのリーグ優勝へ導くとともに、セリエA最優秀選手賞も受賞したレオン。体格に優れており、彼のドリブルは迫力満点だ。ワールドカップでは、ガーナ戦でデビューを飾り、結果的に決勝点となるゴールを決めている。

ゴンサロ・ラモス(ベンフィカ、21、FW)

今シーズン、ウルグアイ代表のダルウィン・ヌニェスが抜けたベンフィカでゴールを量産するラモス。リーグ戦ではほぼ1試合に1得点を決めている計算になる。ワールドカップでは、ガーナ戦でデビューを果たしたが、出場時間はかなり短くなっている。