ジル・ヴィセンテFCは、コロナウイルスの陰性検査を観客に求めることを避けるために、スタジアムの収容人数を減らし、ワクチン接種証明書で事足りるようにしています。


ポルトガルでは、コロナウイルス感染者が増加して危機的状況に陥っており、主要なスポーツイベントへの入場には、ワクチン接種証明書と検査結果の陰性証明書の提示が義務づけられています。
これらの措置を受けて、ポルトガルリーグは水曜日に、スポーツクラブは「スタジアムの収容人数にかかわらず」、チケットの販売を最大5,000人までに制限できると発表しました。また、5,000人以上の観客を収容するスタジアムでは、陰性反応または回復証明書の提出が義務付けられます。

この発表を受けて、ボアヴィスタFC、FCヴィゼラ、藤本寛也選手が所属しているジル・ヴィセンテFC 、FCパソス・デ・フェレイラなどのチームは、スタジアムの収容人数を5,000人以下に制限したことをファンに伝えました。パルティモネンセのように収容人数が5,000人以下のクラブでは、ワクチン接種証明書を持っている人には陰性反応を求めないことをサポーターに伝えています。その他の措置は、サッカー選手が各試合の48時間前以内に抗原検査を週1回受けなければならないことと、監督を除く「ベンチに入る全員」にフェイスマスクの着用を義務付けることとなっています。

その一方でポルトやベンフィカなどのビッグクラブは、スタジアムの収容人数を維持することを決めています。