2022年5月末に、21-22年が無事終了。強豪クラブが順当に上位フィニッシュを見せるリーグもあれば、前年上位につけたクラブの低迷が見られるリーグもあった。
欧州5大リーグの優勝クラブは、マンチェスター・シティ、レアル・マドリード、ACミラン、バイエルン・ミュンヘン、PSGといつも通りの顔ぶれとなった。ただ、強いて言うならば、ACミランは10-11年以来の優勝であり、強豪クラブへ返り咲いたと言えるだろうか。
さて、21-22年の振り返りとして、今回の記事では、欧州5大リーグにおける20-21年と21-22年の勝ち点を比較していこう。
フランスリーグ1
フランスリーグ1では、PSGが2年ぶりの王者に返り咲いた。この優勝でフランスリーグ1通算10回目の優勝となり、かねてより最多優勝回数を誇っていたサンテティエンヌに並ぶこととなった。一方で、前年PSGの4連覇を阻止したリールは、10位まで順位を落とし、UEFA主催の大会に出場する権利を得ることができなかった。
リヨンやリールが低迷した一方で、ストラスブルグやナントは大きく勝ち点を伸ばした。ストラスブルグはあと一歩のところでUEFA主催大会の出場権を得ることができなかったが、前年15位を考えると立派な成績だろう。
ブンデスリーガ
ブンデスリーガでは、バイエルン・ミュンヘンが10年連続で優勝トロフィーを掲げるという偉業を成し遂げた。レバンドフスキを中心とした攻撃陣は、リーグ最多の97得点をマーク。また、失点も37でライプツィヒと並んでリーグ最少タイだった。
21-22年の目玉は7位でカンファレンスリーグ予選出場権を得たケルンだろう。前年は16位で何とか降格決定戦に勝利して降格を免れたが、翌シーズンに快進撃を見せることとなった。
一方で、ヨーロッパリーグ優勝を果たしたフランクフルトは、前年の5位から11位に順位を落としており、勝ち点も60から42となっている。また、ヴォルフスブルクも前年4位から12位まで順位を落とした。
注)バイエルン:78→77、アウグスブルク:36→38