マンチェスターシティ

本日22:00からエティハドスタジアムでマンチェスターCとマンチェスターUによる『マンチェスターダービー』が行われる。

マンチェスターCはここまで5勝2分の負けなし。一方のマンチェスターUも開幕こそつまずいたものの、その後はリバプールやアーセナルを下すなど、リーグ戦4連勝と勢いに乗っている。

過去3年に行われたマンチェスターダービーを振り返ってみると、シティ4勝・ユナイテッド4勝・2引き分けと五分五分の戦いを見せている。

マンチェスターダービー

さて今回は試合に先立って、過去にマンチェスターCとマンチェスターUの両方に所属したことのある主な選手たちを紹介していこう。

※サンチョのようにユースとトップチームで2クラブを渡り歩いている選手は含まない。

デニス・ロー

マンチェスターC:60、60-61、73-74
マンチェスターU:62-63〜72-73

1950年代から70年代にかけて活躍したスコットランドの名選手デニス・ロー。優れた得点能力でゴールを量産した。63-64年にはリーグ戦シーズン30ゴールを記録しているが、プレミアリーグ創設(1992年)以降は9人しか達成していない記録であるため、いかにすごいものかがわかる。

マンチェスターCではリーグ戦通算30ゴール、マンチェスターUではリーグ戦通算171ゴールを記録している。

ちなみに過去に両チームでプレーしたことのある選手は合計14人だが、デニス・ローが初めての選手となっている。

ピーター・シュマイケル

マンチェスターU:91-92〜98-99
マンチェスターC:02-03

マンチェスターUの黄金期を支えたレジェンドGKピーター・シュマイケルも実は両チームでのプレー経験がある。

非常に大柄なシュマイケルは相手に威圧感を与え、長年チームの守備陣に安定感をもたらした。98-99年にはプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグの3冠を達成するなど様々な功績を手にした。

マンチェスターCに所属したのは、引退直前の1シーズンのみ。

また、デンマーク代表としても15年間君臨し、キャップ数は129試合(同国最多記録)を誇る。ユーゴスラビアの代わりとして出場したユーロ1992でも大活躍を見せ、見事優勝へ導いた。

アンディ・コール

マンチェスターU:94-95〜01-02
マンチェスターC:05-06

ピーター・シュマイケルと同時期に主力として活躍したアンディ・コール。マンチェスターUが3冠を達成した98-99年には、32試合17ゴールという活躍を見せた。

アンディ・コールが1シーズンで最も得点を決めたのは、ニューカッスル時代の93-94年で34ゴールだった。プレミアリーグ創設以降で9人しか達成していない記録だ。

ただこのシーズンは42試合だったため、その分多かったと捉えられるかもしれないが、現行の38試合に換算しても30.7ゴールと偉大な記録であることには違いない。

カルロス・テベス

マンチェスターU:07-08、08-09
マンチェスターC:09-10〜12-13

アルゼンチン代表でも長年活躍したカルリートスことカルロス・テベス。ウェストハム時代にマンチェスターUへの2年の期限付き移籍が決まったが、1年目からリーグ戦二桁得点を記録するなどいきなりの活躍を見せる。2年目は少し落ち着いた成績になったが、その翌年にライバルであるマンチェスターCへ移籍することとなった。

移籍した当初のマンチェスターCは今ほどの強豪クラブではなかったが、リーグ戦23ゴールを記録すると、翌年にはプレミアリーグ得点王に輝いた。

ただ、マンチェスターCがプレミアリーグ初優勝に輝いた年はクラブとのいざこざなどがあり、あまり戦力として活躍することができなかった。この年活躍したのは同胞のセルヒオ・アグエロである。