2023年1月12日、世界的に有名なコロンビア人歌手シャキーラとアルゼンチン人プロデューサーのビサラップがコラボで「BZRP Music Sessions #53」という新曲を発表したのだが、内容は全て元夫のジェラール・ピケ(元バルセロナ・元スペイン代表)らを口撃するものであった。
この曲は瞬く間に広まり、1月17日の時点(5日間)でYouTubeの視聴回数は1億3000万回を記録している。
両者の破局が報道されたのは、2022年6月。二人は2010年南アフリカワールドカップの主題歌「Waka Waka(ワカワカ)」で共演しており、2011年から交際をスタートさせていた。
ピケとシャキーラの間には2人の子どもがいるが、破局に至った原因の一つにピケの浮気が噂されている。各メディアで恋人と言われているのは、クララ・チア・マルティという人物だ。
新曲はピケだけでなく、このクララ・チア・マルティにも向けられている。曲は次のような歌詞でスタートする。
「ごめん、もう他の飛行機に乗ってしまった。ここに戻ってくることはないし、もう失望もしたくない。」
その後は次のような歌詞で口撃が続く。
「あの猫(=ピケ)を放り出せば良かった。私のような狼(=シャキーラ自身)はお前みたいなやつに合っていない」
「私はあなたの元には戻らない。君が泣いても、懇願しても。」
「私は音楽を作るだけ。君を汚してしまってごめんね。(※1)」
「彼女の名前は良い人を連想させるもの。しかし、実際は明らかに違う。彼女の名前は良い人を連想させるもの。しかし、明らかに君と同じ分際だ。(※2)」
「君はフェラーリ(=シャキーラ、高級車)からトゥインゴ(=クララ、小型車)に乗り換えたんだ。」
「君はロレックス(=シャキーラ)からカシオ(=クララ)に変えたんだ。」
(※1)スペイン語の歌詞で『Salpique(泥などを跳ねて汚した)』という単語が使われているが、『Pique(ピケ)』にかけられている。
(※2)スペイン語の歌詞で『Claramente(明らかに)』という単語が使われているが、新しい彼女の名前である『Clara(クララ)』にかけられている。
上記のように新曲で容赦なく口撃を続けたシャキーラだが、ピケも黙ってはいなかった。
2023年1月から毎週日曜日に「キングス・リーグ」というピケ主催のサッカーリーグが開催されているのだが、15日にピケはトゥインゴに乗って会場を訪れたのだ。実はピケは、トゥインゴを製造しているルノー社と個人スポンサー契約を結んでいたという。
Pique arrived to work in a Twingo 🚗😮
— ESPN FC (@ESPNFC) January 15, 2023
Shakira said in her latest song that Pique swapped a Ferrari for a Twingo. pic.twitter.com/jHGmZcbUBp
さらにピケの反撃はこれにとどまらず、カシオともスポンサーシップ契約を締結した。「MARCA」によると、キングス・リーグの会長たちが参加するトークショー「Chup Chup」で、元バルセロナの選手はカシオの腕時計を配り、日本のブランドとスポンサーシップ契約を結んだことを発表したという。
このように現在両者の関係は”バチバチ状態”となっている。果たして今後どのようなやり合いが見られるのだろうか。