ハーランド

CLやEL、UECLと欧州のコンペティションが本格的に始まり、選手としてもファンとしても忙しくなってきた欧州サッカー界。週末も注目すべき試合が盛りだくさんだ。それでは今週もALLSTARS CLUBが選ぶピックアップマッチをご紹介。

マンチェスターシティvsトッテナム

勝ち点14ポイント同士のマンチェスターシティとトッテナムの一戦だ。両者とも抜群の攻撃力を誇るため、いかに相手の強力な攻撃陣を抑えることができるか見ごたえ満点の一戦となっている。シティにとっては、昨季は優勝できたもののトッテナムにシーズンダブルをやられている。

特にコンテが率いるスパーズのカウンターもさながらビルドアップからの崩しは素晴らしい。エティハドスタジアムでの一戦の1点目ではサイドチェンジからセセニョンがボールを持つとソンフンミンがロドリとルーベンディアスの中間的なポジションに立ちロドリを連れ出し、セセニョン-ケインのパスコースを開ける。それからケイン→ソンフンミン→クルゼフスキという流れで一気にゴールまで結び付けた。まさにコンテイズムを象徴するようなゴールシーンとなった。

対するシティだがハーランドがプレミア開幕から6試合で10得点と驚異のペースでゴールを量産。プレミア直近2試合はハットトリック。ワールドクラスのFWの中でも頭一つ飛びぬけている。見た目からも直感的なプレーをするように見えるが、オフザボールの動きからいかに賢い選手かがわかるだろう。そこに並外れた身体能力、決定力のシナジーが加わり非の打ちどころがない選手となっている。極めつけはデブライネを筆頭に、ハーランドを最大限生かせられるメンバーが揃っていること。まさに鬼に金棒だ。

キックオフは9月11日(日)1時30分(JST)エリザベス女王が逝去されたため日程が延期される可能性有。

ライプツィヒ-ドルトムント

バイエルン、ドルトムントに加えて第三勢力として力を付けてきているライプツィヒだが、今季の出だしは良くない。ブンデスリーガでは5試合中、1勝2分2敗で現在は11位。チャンピオンズリーグでもまんまとシャフタールのカウンターサッカーにしてやられ完敗。

この敗北を受けて監督のテデスコは解任。新監督は昨シーズン終了間際までドルトムントの指揮を執っていたマルコ・ローゼ。監督が代わりライプツィヒとしては不穏な空気が漂っているかは分からないが、古巣をよく知る監督が相手にいるとドルトムントとしてはやりにくいだろう。キックオフは9月10日(土)22時30分(JST)

日本人対決

オナイウvs伊東

今節はサムライブルーたちの直接対決も目白押し!まずはリーグアンからトゥールーズとスタッドランス。2試合連続でゴールしている好調伊東純也に対して出場機会をあまり得られていないオナイウが顔を合わせることとなった。

浅野vs吉田

ブンデスリーガでは、ボーフムvsシャルケの一戦で浅野と吉田がマッチアップ。ポジション的にも浅野が右ウィング。吉田が左側のCBなので両者のデュエルが見られる可能性が高く楽しみだ。