2021年:欧州ビッグクラブの損失が拡大した年Part2

前回の記事ではプレミアリーグの2クラブを取り上げて、2021年のクラブ損失に注目した。今回はPart2としてセリエA、ブンデスリーガ、フランスリーグ1のクラブ損失を見ていこう。 2021年:欧州ビッグクラブの損失が拡大した年Part1はこちら   セリエA イタリア国内のトップクラブも同じ運命をたど...

2021年:欧州ビッグクラブの損失が拡大した年Part1

移籍金が例年より少なく、ファンの重要性が強調された年。欧州のビッグクラブは莫大な損失を被った年となった。 コロナウイルスが再び欧州サッカー界を襲った。マンチェスターU、ユベントス、ドルトムント、パリSGなどのビッグクラブは、年俸総額や移籍金などの経費削減に努めたものの、それぞれの年度で1億ユーロ(約...

フットサル界にも暗号通貨の波が押し寄せる。バーチャルクラブの株式購入を促進

スポーツ投資プラットフォーム「Fansportmarket」は、ファンの間で株式を売買するプロジェクトを立ち上げた。クラブが追加収入を得ることで、ファンとの関係を強化することができるようになる。 スペインナショナルフットサルリーグ(LNFS)は、ファン向けの取り組みとして、暗号通貨の世界に乗り出す。...

バルセロナ

FCバルセロナ:2024年までTopps社と契約しコレクターズステッカーを発売

Topps社は、UEFAのオフィシャルコレクターズパートナーであり、NBAやNFLともデジタルステッカー製造契約を結んでいる企業。契約期間は3シーズンで、FCバルセロナの実在するステッカー(NFTではない)も販売される。 FCバルセロナが米国の企業Topps社と共に、独自のコレクターズアイテムを販売...

サッカーエージェントが受け取る手数料が高すぎるためFIFAが手を加える

仲介業者の仕事はより多くの知識と高い透明性が求められる活動であるため、仕事に就くためのライセンスを取得に向けた一定のトレーニングを受けることも改革のひとつである。 FIFAは、2021年1月1日から12月6日の間、FIFA独自の送金システム(TMS)に登録された取引に関与した仲介人に、どれだけの金額...

総工費約1300億円でジュゼッペ・メアッツァが世界トップクラスのスタジアムに

インテルとACミランのホームスタジアムであるジュゼッペ・メアッツァ(サン・シーロ)が総工費10億ユーロ(約1300億円)で改装される。新スタジアムは2027年にオープン予定。 前例のない商業的合意により、ミランとインテルはジュゼッペ・メアッツァ(自治体所有)のある土地を譲り受けた。2024年に取り壊...

英国がアーセナルとSocios.comの提携を受けサッカーにおけるトークン広告に疑問を呈す

アーセナルはトークンを宣伝するキャンペーンを2つ行なっているが、英国の広告監視機関は「暗号資産への投資を矮小化する」として禁止した。 英国は、サッカーにおけるファントークン プラットフォームの広告を問題視している。広告監視機関(ASA)は、アーセナルFCとSocios.comのスポンサーシップ契約の...

ブンデスリーガ:スポーツデータ配信の世界最大手「Sportradar」と2026年までの契約を更新

契約更新により、Sportradar社はブンデスリーガ1部・2部のブックメーカーおよびインターネット放送権をサブライセンスすることが可能になる。 Sportradar社は、ブンデスリーガの1部リーグと2部リーグのブックメーカーとストリーミングを多数の市場で販売できる契約をブンデスリーガ・インターナシ...

ビジャレアルFWジェラール・モレノが資本参加によりCFバダロナの経営権を取得

CFバダロナは10月にSADへの転換を開始したスペインサッカー連盟2部のクラブだが、必要とされる105万ユーロ(約1.36億円)に対して、7名の会員からわずか22,050ユーロ(約287万円)の資本参加しか集まっていない状況であった。 ビジャレアルFWジェラール・モレノがCFバダロナに復帰することが...

ビザがFIFA女子サッカーのグローバルパートナーに

ビザは、FIFAの新商業団体初のスポンサーとなる。2023年にはFIFA女子ワールドカップが開催されるが、スポンサーとして参入する予定。 ビザは、FIFA女子サッカーのグローバルパートナーになることが決定した。このパートナーシップは、女子サッカーの商業ビジネスを後押しするための新体制が導入される20...

フェルナンド・トーレス氏のフィットネスチェーンが2020年度赤字に

元スペイン代表のフェルナンド・トーレス氏がオーナーを務めるナイン・フィットネスは、2019年度には10万1940ユーロ(約1300万円)の利益をあげていたものの、コロナウイルスの影響を大きく受けた2020年度には20万7101ユーロ(約2600万円)の損失を計上した。売上高は110万ユーロ(約1.4...

スポーツの新たなビジネスチャンスとなるメタバースとは?

目次 メタバースとは? スポーツにおけるメタバースの活用 スポーツメタバースの実例 ゲームにおけるメタバースの活用 NFTの2大メタバース メタバースは、各ブランドはデジタル資産(NFT)の販売からアフターケアなどのサービスの提供まで幅広く対応することができるとして近年注目を集める分野。マンチェスタ...

メッシ PSG

PSG:中米、アフリカ、アジア太平洋地域の地域スポンサーとしてVolt社・Big Cola社と契約

パリ・サンジェルマンは、中米、アフリカ、アジア太平洋地域における公式飲料として、新たに2つのブランドを追加した。契約は2024年6月までとなっている。 PSGは、エナジードリンクのVolt社とBig Cola社を、中米、アフリカ、アジア太平洋地域の一部で新しい地域パートナーとすることを発表した。この...

スペイン代表のフェラン・トーレスが健康関係企業のアンバサダーに

マンチェスター・シティ所属のスペイン代表フェラン・トーレスは、健康状態の調査を専門とするスペイン企業のアンバサダーとなった。同社は、このマーケットで最も先進的な3Dボディスキャナーを使用している。 フェラン・トーレスが、スペインの健康関連企業のアンバサダーに就任した。同社は、最先端の手法を用いて、一...

スペイン:2022カタールW杯とサウジアラビアでのスーペルコパで約520億円の収益予想

スペインサッカー連盟(RFEF)は、ワールドカップへの参加、放映ビジネス、スポンサーシップの売上から、収益は過去最高の9100万ユーロ(約116億5800万円、予算の22%)にのぼると予想している。 スペインが2022年のカタールへの切符を手にしてから、ちょうど1カ月が経とうとしているが、これはスペ...

ビジャレアル:2020-2021年シーズンの損失が2部降格年以来最大の約18億1900万円に

ダニ・パレホ擁するビジャレアルは、コロナウイルスの影響を受け始めた2019-2020年シーズンに、すでに100万ユーロ(約1億2800万円)の損失を出している。昨年は、スタジアム閉鎖による興行収入減の影響が大きく、さらにヨーロッパリーグ優勝による選手へのボーナスも加算されている。 ビジャレアルの20...

FIFA:隔年開催のワールドカップは約4998億円の追加収入を生み出すと発表

  FIFAは、隔年開催のワールドカップ追加収入は、211の加盟協会それぞれに最大2500万ドル(約28億4000万円)になると発表した。 FIFAは、ワールドカップが2年に1度の開催になることによって、44億ドル(約4998億円)の追加収入が発生し、211の加盟協会に分配されることになると主張。そ...

バレンシア:CVCからの収入のうち約102億1900万円をスタジアム改修に投資へ

バレンシアは、インフラ用に確保された「ラ・リーガ-CVC」のリソースのほとんどを使って、スタジアムの工事を再開する。クラブは、現在のスタジアムを占める土地の区画を手放すことはできないと主張している。 バレンシアは、ラ・リーガ-CVC契約(通称ラリーガ・インプルソ)により、クラブの財源は1億2700万...

エスパイ・バルサ:会員が15億ユーロ(約1916億円)の運営を多数決で承認

クラブが呼びかけた会談には、約48,623人の会員が参加した。有権者の87.80%は、クラブに年間2億ユーロの利益をもたらすと予想されるこのプロジェクトにゴーサインを出している。 FCバルセロナのクラブ会員による投票でエスパイ・バルサプロジェクトを進めることが承認された。日曜日の21時に締め切られた...

スペイン政府がスポーツ法草案を承認:FCバルセロナなどのプロクラブがギャランティーを設定

草案では、スペインのプロリーグに参加するためにスポーツ株式会社(SAD)である義務がなくなり、レアル・マドリード、FCバルセロナ、Aビルバオ、CAオサスナの支出予算の15%のギャランティー(銀行保証)の提示が不要となった。 スポーツ法草案では、レアル・マドリード、FCバルセロナ、Aビルバオ、CAオサ...

UEFA:隔年開催によるワールドカップの損失はヨーロッパ内で約4215億円に上ると発表

UEFAは、Oliver & Ohlbaum社による研究の結論を発表した。チケット販売収入、スポンサーシップ収入、放映収入の損失を指摘している。 UEFAは、ワールドカップの2年ごとの開催について、独自の調査結果を発表した。コンサルタント会社Oliver & Ohlbaumのレポート...

仏保険会社、オリンピック・リヨンのスタジアム命名権を2025年まで延長

  オリンピック・リヨンのホームスタジアムは、引き続き2025年まで保険会社「Groupama社」がネーミングライツを持つことになる。リヨンは先日、バスケットボールチームのアスベル・ヴィルバンヌがプレーする会場である屋内競技場の命名権を、LDLCグループに売却している。 オリンピック・リヨンは、スタ...

政府はファンの声を届けるためクラブに独立した取締役を任命するよう強要

新スポーツ法では、スポーツ株式会社(SAD)はその最高統治機関に、シーズンチケット所有者やファンの利益を配慮するメンバーを少なくとも1人置かなければならないと定めている。バルサ、レアル・マドリード、アスレティック・ビルバオは民間クラブであるとして免除される。 ファンが所属クラブの意思決定に関われるよ...

ロナウド

ロナウド・ナザリオが約79億8400万円を投じてクルゼイロを買収

ロナウド・ナザリオ氏がクルゼイロを自身のホールディングスを通じて買収した。今後は、自身のブランドの国際化も視野に入れている。今回の買収は、バジャドリードがアカデミーのプロジェクトを完成させるために行われるものである。 ロナウド・ナザリオ氏は、2つ目のサッカークラブを購入する。レアル・マドリードやブラ...

ピケのKosmos社がラ・リーガの新たなプロジェクトに投資

FCバルセロナのジェラール・ピケ率いるKosmos社は、TwentyNine’sの1号店の立ち上げに関わっていた。長期投資の総額は5000万ユーロ(約64億3000万円)となる。 FCバルセロナのジェラール・ピケは、コパ・アメリカの決勝戦の放送からバルーンワールドカップまで、ストリーマー...

ジュニアサッカー国際大会「MIC」がカタールや中米に進出

ジュニアサッカー国際大会「MIC(地中海国際サッカー大会)」は、ラ・リーガ主催のイベントや、バロンドールを受賞したアレクシア・プテラス(バルセロナ・スペイン代表)とナイキが企画したイベントのおかげで、2021年まで存続することができた。 ジュニアサッカー国際大会「MIC(地中海国際サッカー大会)」は...

マンチェスター・ユナイテッド

プレミアリーグ:スタジアム入場の際ワクチンパスポートの提示を要求へ

英国政府は、コロナウイルス封じ込め対策「プランB」の一環として、ワクチンパスポート提示の要求を打ち出した。現在はブンデスリーガなど他の主要リーグでも、スタジアムの閉鎖が始まっている。 プレミアリーグが試合観戦の条件を新たに設定する。英国政府は、同国におけるコロナウイルス感染拡大を受け、対策を講じるこ...

レアル・ベティス:eスポーツチームのオフィシャルスポンサーおよびタイトルスポンサーとしてハーバライ...

アメリカの健康補助食品の専門メーカー「ハーバライフ」は、レアル・ベティスのサッカー、バスケットボール、フットサルチームの栄養供給会社となるとともに、レアル・ベティスeスポーツチーム「クリーム」にその名を冠することになる。 レアル・ベティスのスポンサーリストに、この度アメリカの健康補助食品の専門メーカ...

アシックス:ニューバランスに代わりセビージャマラソンのスポンサーを担当

パンデミックによる2021年大会の中止を受け、2022年から2025年までの契約をアシックスと締結しました。このセビージャマラソンの主催は、4シーズン分の契約を獲得したモトプレス・イベリカ社である。 兵庫県神戸市に本社を置くアシックスがニューバランスに代わり、2025年までセビージャマラソンのテクニ...

スペイン王立陸上競技連盟:女性による女性のためのランニングプログラムを発表

先日スペインで「WeCoachプログラム」の発表会が行われた。女性のスポーツ実践を促進するために企画されたプロジェクトで、女性がトレーニングセッションを指揮・開発する。 スペイン王立陸上競技連盟(RFEA)と女性のスポーツを促進する団体「ウニベルソ・ムヘル」は、今後も女性のランニングを支援する。女性...