フランスリーグ1の強豪パリサンジェルマンのオーナー、ナセル・アル・ケライフィ氏は、PSGを所有するファンド、「カタール・スポーツ・インベストメント(QSI)」を通じて、パデルの新大会創設を計画している。
WPT(ワールド・パデル・ツアー)の主要選手の一部が、肖像権の売却を交渉し、パデル選手により多くの収入をもたらすために労働組合を作った時期に、この計画が明るみに出た。
同オーナーは、2022年に大会を立ち上げることを計画しており、そのために国際パデル連盟(FIP)とプロフェッショナル・パデル協会(PPA)の支持を得ている。
ただ、PPA会長のアレハンドロ・ガラン氏は声明の中で、「確固たる提案があった訳ではない」としており、「主要なスポーツ投資ファンドの1つから新大会創設に関する提案はあった」とほのめかしている。
また同氏は、「FIPと国際オリンピック委員会(IOC)の協力を得て、中期的にオリンピック種目を目指し、きちんと規制された経済的にも進歩するスポーツを目指す」と語った。
パデルとは
ダブルスのみで行われるテニスとスカッシュの要素を足して2で割ったようなスポーツ。近年、発祥地のスペインを中心にラテンアメリカなどで人気度が上がっており、今後主要スポーツに仲間入りする可能性が高い。
コートはテニスコートの半分ほどで、得点の数え方はテニスと同じ。1バウンドもしくはノーバンで打ち返す必要がある。テニスと違う点で言えば、コートの周りに強化ガラスが張られていること。それを利用することもできる。
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