カタールワールドカップの決勝トーナメント1回戦、フランス対ポーランドにて、先制ゴールを決めたフランス代表オリヴィエ・ジルー。エムバペからのスルーパスに上手く反応した。
実は、このゴールは、1990年イタリアワールドカップでロジェ・ミラが決めて以降、最年長ゴール記録(36歳65日)となった。ちなみにロジェ・ミラの記録は、38歳24日である。
そしてジルーは、このゴールを決めたことにより、ティエリ・アンリが持っていたフランス代表歴代ゴールランキングの51点を超える52点となり、単独首位に躍り出た。
しかし、ラウンド16の最終戦ポルトガル対スイスの一戦でポルトガル代表DFペペがゴールを決めたことにより、すぐさま記録が塗り替えられた(39歳283日)。
今回は、1990年以降のワールドカップ決勝トーナメントにおける最年長ゴール記録ランキングトップ5を見ていこう。
5位 ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト(オランダ代表、2010年大会、35歳151日)
第5位は、元オランダ代表のキャプテン、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト。準決勝のウルグアイ戦で先制ゴールを決めた。これは、30メートル以上はあると思われる場所からのゴラッソであった。
4位 リオネル・メッシ(アルゼンチン代表、2022年大会、35歳163日)
第4位は、2022年カタールワールドカップ決勝トーナメント第1回戦、アルゼンチン対オーストラリアで生まれたメッシのゴール。右サイドからの崩しでオタメンディが落としたボールをゴール左に流し込んだ。
3位 ミロスラフ・クローゼ(ドイツ代表、2014年大会、36歳29日)
第3位は、開催国ブラジルにとって悪夢の試合となったブラジル対ドイツでのクローゼのゴール。一度はジュリオ・セーザルに止められるも、弾かれたボールを落ち着いて流し込んだ。
2位 オリヴィエ・ジルー(フランス代表、2022年大会、36歳65日)
第2位は、2022年カタールワールドカップ決勝トーナメント第1回戦、フランス対ポーランドで生まれたジルーのゴール。エムバペのスルーパスに反応し、利き足である左足で決めた。
1位 ロジェ・ミラ(カメルーン代表、1990年大会、38歳34日)
第1位は、1990年大会のロジェ・ミラ。当時38歳ながらベンチに入ると、ラウンド16で途中出場を果たす。0-0のまま膠着状態が続いていたが、延長戦でロジェ・ミラが2点を決め、最終的に2-1で勝利した。ちなみにロジェ・ミラは、グループステージでも2点を決めている。