UEFA女子欧州選手権

今年の夏にイングランドで大きな盛り上がりを見せた女子欧州選手権。ウェンブリーで行われた開催国イングランドと最多優勝を誇るドイツとの一戦には、87,192人がスタジアムへつめかけ、その熱狂ぶりを世界に見せつけた。

コロナウイルスの影響で2021年から2022年に延期となったイングランド大会だが、次は本来行われるはずだった2021年から4年後となる2025年に開催される。そしてその開催地の招致活動が現在真っ只中というわけだ。

昨日、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの北欧4ヵ国が共同開催として招致に乗り出すことが明らかになった。ウクライナも招致に興味を示していたが、ロシアからの侵攻によって断念せざるを得なくなった。

ノルウェーサッカー連盟のリーゼ・クラベネス会長は、「北欧の女子サッカーには、たくさんの魅力があります。私たちは、サッカーにおける真の平等をこの先も末永く残すという野心を、ヨーロッパの他の国々と共有することを提案します」と述べている。

この4ヵ国による招致活動では、コペンハーゲン(デンマーク)、ストックホルム(スウェーデン)、オスロ(ノルウェー)、ヘルシンキ(フィンランド)といった各国の首都はもちろんのこと、デンマークのオーデンセ、スウェーデンのヨーテボリ、ノルウェーのトロンハイム、フィンランドのタンペレが、それぞれの国の開催都市となる。

また決勝戦は、ストックホルムのフレンズアリーナという5万人収容のスタジアムで行われる予定だ。

開催地決定は2023年の1月25日が予定されている。もし北欧で行われるとなれば、1987年のノルウェー大会、1991年のデンマーク大会、1997年のノルウェー・スウェーデン大会、2009年のフィンランド大会、2013年のスウェーデン大会に次ぐ6回目の北欧での開催となるが、果たしてどうだろうか。