ロシアの首都モスクワの象徴的なクラブであるスパルタク・モスクワとナイキの関係は、2005年にまでさかのぼる。以来、17シーズンにわたり、ナイキが彼らのサプライヤーとなっている。しかし、この度ナイキはスパルタク・モスクワとの契約を解消することを発表した。
なお、現在スパルタク・モスクワは、チームキットの新しいサプライヤーを探すために動いているそう。また、今年3月には、ナイキの偉大なライバルであるアディダスも、ロシアサッカー代表チームへのスポーツ用品の供給を停止すると発表していた。
UEFAは2週間前、ロシアサッカー連合に対する制裁を来季も継続することを決定し、代表戦の制裁も継続することを明らかにした。 他にも、2028年または2032年の欧州選手権の開催地としてのロシアの立候補に拒否権を発動すると発表した。
また、スパルタク・モスクワは、今シーズンのヨーロッパリーグでグループリーグを首位で通過したにも関わらず、UEFAの制裁により自動敗退となっていた。
このように、ロシアがウクライナ国内で展開している紛争は、そのリーグに所属するサッカーチームにも影響を及ぼし始めている。これらは、スポンサー資本の面だけでなく、ほとんどのスポーツブランドが市場から撤退し、影響を受けたクラブの経営に空白が生じるという点でも大きな影響がある。