NFT界は成長し続ける。世界最大の会計事務所「デロイト」が作成した第21回「TMT予測レポート」によると、2022年末までに400万人から500万人のファンがスポーツに関するNFTを持つようになるという。
また、スポーツ業界におけるNFTの市場は、2021年と比較して20億回分の取引が増加すると言われている。
一方で、ユーザーがNFTに対して抱いている疑問として「投機としての役割」と「有用性」がある。スペインメディア会社「メディアプロ社」のバーチャル・エコノミー担当ディレクターのカルロス・ソラナ氏は、これに対して「今後数年のうちに、暗号通貨やNFTを投資対象としてではなく、実際に使えるものとして誰もが持つようになるでしょう」と説明する。
例えば、NFTトークンを持っていることによって、サッカーのオフィシャルショップで割引を得られたり、限定商品を購入できたりするのだ。
このブロックチェーン技術については、規制などまだ不透明な部分もあるが、現実には、すでに多くのスポーツ企業が進出しており、NFTとメタバースの連携まで行なっている。
有名どころでは、ナイキやアディダス、プーマなどのスポーツブランドが、すでにこの世界での最初のプロジェクトを展開している。