サッカーのブロックチェーンゲームを手掛けるSorare社、メジャーリーグを絡めたNFT事業を展開しているCandy Digital社、「クリプトキティーズ」を手掛けるDapper Labs社、ブロックチェーン企業のConsenSys社の4社は、いずれもNFT業界の先頭を走っている。プレミアリーグは、最近アメリカン・フットボールのNFLやバスケットボールのNBAのような組織が結んだ契約に匹敵するものを目指している。
NFLはDapper Labs社と契約して、ファンに試合のスーパープレーなどのハイライトをNFTとして提供するサービスを実施しようとしている。またDapper Labs社はNBAとも契約し、「NBA Topshot」というブロックチェーンのデジタルカードゲームを提供している。
そんな中でプレミアリーグは、このようなデジタルビジネスへの参入を考えている。イギリスのDaily Mailによると、プレミアリーグは、今後4年間で最大4億3400万ポンド(約675億9300万円)の取得を目指すNFTの公式ライセンスを入札にかけたようだ。この入札は二月末に終了してライセンシーが決定する。
スペインでは、リーガ・エスパニョーラが昨年9月にSorareと合意し、大会に出場する全選手を対象にNFTを導入し、新たなカテゴリーのライセンスによる新たな収益源を生み出した。
Sorareは、昨年9月にソフトバンクを筆頭に6億8000万ユーロ(881億8200万円)の資金調達を完了した。この資金調達にはアスピリクエタやリオ・ファーディナンドなどのサッカー選手も加わっていた。Sorareは、2022年末までに、20の各サッカーリーグと同様に契約を結ぶ予定だ。