ニューカッスル

ニューカッスル・ユナイテッドはチャンピオンシップ(イングランド2部)降格を避けるため、また、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンと肩を並べ、欧州サッカー界で新たに覇権を握るために、1億200万ユーロ(約131億9700万円)を費やした。

Tifo Footballによるとニューカッスルは、各移籍市場で約2億ポンド(約310億3600万円)を投資する見込み。しかし同クラブはUEFAが主催する欧州の大会に参加していないため、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)には抵触しないことになる。

そんなニューカッスルだが冬の移籍市場でヨーロッパ中から20人以上の選手とコンタクトを取っている。その中で半数ほどに正式なオファーを出し、4選手が承諾した。

1人目は、今回の市場の移籍で4番目に高額で、ニューカッスルの新たなプロジェクトの先鋒とも期待されているブラジル人MFブルーノ・ギマランスだ。リヨンから加入した同選手の移籍額は4530万ユーロ(約58億6100万円)にも及ぶ。

2人目が、バーンリーFCから移籍金3240万ユーロ(約41億9200万円)で加入したオーストラリア人のベテランストライカー、クリス・ウッド。

DFの補強としてはアトレティコ・マドリードからキーラン・トリッピアー(1620万ユーロ=約20億9600万円)とブライトンからダン・バーン(1550万ユーロ=約20億500万円)がチームに加わった。

更にはアストン・ヴィラからイングランド人DFマット・ターゲットをレンタルで獲得。以上の総勢5選手をチームに迎え入れることになった。

サウジアラビア王室が保有するファンドに買収された同チームが冬の移籍市場で獲得した選手の内の3人は、今回の市場での高額移籍TOP10に入っている。このことから「ネクスト・パリサンジェルマン」とも称される。

しかしながら現在プレミアリーグ18位のニューカッスルが一番懸念しなくてはいけないのが二部、チャンピオンシップへの降格だ。そうなった場合、加入した選手もチームを離れてしまうリスクが伴ってしまう。