「赤い悪魔」のマッチデー収入は1880万ポンド(約29億円)に増加しましたが、放映権収入は9%減の4340万ポンド(約67億円)にとどまりました。
マンチェスター・ユナイテッドは赤字が続いていますが、リーグ戦開始時と比べると赤字を減らしています。ユナイテッドは、第1四半期(7-9月)の決算において、前年同期比48.8%減となる1550万ポンド(約23億円)の損失を計上しました。
変化が起きた理由は、オールド・トラフォードにファンが戻ってきたからです。昨シーズンのリーグ開幕戦では170万ポンド(約3億円)の売上しかなかったマッチデー収入が、今シーズンは1880万ポンド(約29億円)の売上を記録しました。総売上高は16.1%増の1億2600万ポンド(約194億円)となりました。
マッチデー収入に加えて、ビジネス改善の原動力となったのは商業部門で、7.9%増の6440万ポンド(約83億円)となりました。放映権収入の売上は9%減の4330万ポンド(約47億円)でしたが、売上全体の51%を占める商業部門が補いました。クラブは、昨年はUEFA主催大会が3試合行われたのに対し、今年は第1四半期に2試合のみとなったことをこの落ち込みの原因のひとつとして挙げています。
営業利益は1000万ポンド(約15億円)のマイナスでしたが、前年比62.4%の改善となりました。選手売却によるキャピタルゲインの1740万ポンド(約27億円)を考慮すると、ユナイテッドの総収入は1億4380万ポンド(約221億円)に増加しました。