スポーツ用品の製造・販売を専門とするドイツ企業アディダスは、1-9月期の売上高を160億9600万ユーロ(約2兆1246億7200万円)としました。この間、利益は7倍近くを記録しています。
スポーツ用品の製造・販売を専門とするアディダスは、回復を続け、1-9月期末にはコロナウイルス流行前の水準を上回りました。同グループの1月から9月までの売上高は、前年同期比21%増の160億9,600万ユーロ(約2兆1246億7200万円)でした。
アディダス社の純利益は19億1500万ユーロ(約2527億8000万円)で、前年同期の約7倍となりました。ブランドのCEOであるキャスパー・ローステッド氏は、「需要側と供給側の両方で深刻な問題に直面していたにもかかわらず、良い結果を得ることができた」と語っています。
この問題は、実際に成長の妨げとなっており、7月から9月の間アディダスは、前四半期比3.4%の成長にとどまっています。また、物流コストの増加や一部の主要通貨の変動により、「市場にとって大きな負担がかかるため営業利益率は低下するが、その分、値引きや品数の削減で補うことができる」と述べました。
アディダスは、欧州・中東・アフリカ(Emea)地域での好調な業績により、当四半期を何とか乗り切ることができました。1月から9月の間に、これらの地域における売上高は前年同期比27%増の59億2800万ユーロ(約7824億9600万円)となりました。北米では25.7%増の38億200万ユーロ(約5018億6400万円)、中国では15%増の35億6000万ユーロ(約4699億2000万円)となりました。当社は四半期決算において、カテゴリー別の売上高の推移は明らかにしていません。