神戸市に本社を置くアシックスは、1月から9月期の売上高が29.8%増加し、利益は190.4億円となった。
スポーツ用品の製造・販売を専門とするアシックスの1月から9月期の売上高は前年同期比29.8%増の3661億円となった。
純利益は190.4億円で、前年同期の赤字とは対照的な結果となった。他の主要なスポーツ多国籍企業と同様、アシックスも年末の予想を上方修正し、2020年より20%多い3950億円の売上高を見込んでいる。
1月から9月期のEC売上高は前年同期比12%増となった。主に増加したのは中国で28%、欧州では23%売り上げを伸ばした。
カテゴリー別では、ランニング部門がアシックスの躍進を牽引し、前年同期比30%増の1674億円となった。その他のスポーツ向け用品部門は前年同期比29.7%増の332.7億円、スポーツファッションは前年同期比19.5%増の265.6億円の売り上げとなった。
スポーツ用品とアパレルの売上高も18.6%増の253.7億円となり、「オニツカタイガー」ブランドも19.5%増の303.8億円。コロナウイルスの影響から復活を果たしました。
地域別では、初めてアシックスにとって欧州が最大の市場となり、売上高は前年同期比33%増の909.6億円を記録した。日本市場も、ペースは落ちたものの、引き続き成長した。具体的な数字で言うと、21.7%増の863.5億円。北米地域は、1月から9月までの期間に35.8%増の662.7億円を計上し、第3位となった。その一方、中国の売上高は32.6%増の410.5億円となった。