バレンシア市立スポーツ財団(FDM)の財源は300万ユーロ(約4億円)増加(前年比23%増)しました。今回の予算増額分の多くは、学校のクラブ活動への投資と施設の改修に費やされる予定です。
バレンシア市は地元のスポーツへの取り組みを強化しています。市議会は、市営スポーツ財団(FDM)への拠出金を増やし、2022年には史上最高額となる1,670万ユーロ(21億1200万円)の予算を組むことになる予定です。
前年同期比では、予算は23%増加しており、絶対額では313万ユーロ(約4億1000万円)の増加となっています。主に配当を受けるのは、学校のクラブ活動やスポーツ施設です。
FDMは、施設の改修と老朽化対策に力を入れます。バレンシア市議会のスポーツ担当評議員であるピラール・ベルナベ氏は、「利用者に施設を気持ちよく使ってもらうことが一番の目標です」と語っています。
具体的には、人工芝の張り替え、スポーツセンターの管理用アプリケーションとハードウェアの導入、防犯カメラの設置(盗難防止)、外壁の張り替え、スポーツジムの完備などが行われる予定です。
学校のクラブ活動においては、2022年に29%も予算を増加させると言われており、自治体のスポーツプログラムである「las Escuelas Deportivas (スポーツスクール)」や「Juegos Deportivos(スポーツ大会)」には、前年よりも約1億円多い予算が投入されます。バレンシア市議会は、「市のスポーツ協会や施設を管理する団体を支援し、空席のポストを埋めるために職員への支出を5.4%増やすことによって、安定したキャリアを保証させる」と話しました。