日本の自転車部品メーカー「シマノ」の1-9月期の売上高は49.6%増。利益は860億2,400万円と前年同期の約2倍となった。
シマノは一部の工場で物流や生産で問題が発生しようが関係ない。自転車部品の製造・販売を専門とする日本の大手企業「シマノ」の1-9月期の売上高は、前年同期比49.6%増の3,951億8,700万円となった。純利益も82%増の860億2,400万円。この第3四半期の進捗を受けて、シマノは年末の見通しを上方修正し、36.2%増の5150億円を見込む。
「欧米では、経済活動の再開やワクチン接種の進展により、個人による消費が回復しています」。しかし、主要市場である日本では、パンデミックに対する政策が欧米と比べて遅れているため、引き続きマイナスの影響を受けることになる。
ビジネス面では、自転車部品の売上高が2020年1-9月期と比べて56%増の3190億700万円となり、営業利益は103.4%増の897億6,400万円となった。
シマノの米国での主要ビジネスである釣り分野は、前年同期比27.6%増の758億5,000万円となった。同社は地域別の売上高の推移は明らかにしていない。
株式会社シマノ:1921年創業。東証一部上場。主な事業は自転車部品、釣具、ロウイング関連用品等の開発・製造・販売(同社ホームページより)