ADアルコルコンのスポンサーシップ担当ディレクターだったトマス・アロバ・ジャローゾ氏がリーガ・サンタンデール(スペイン1部)を戦うラージョ・バジェカーノに加わった。コロナ前にチームが得ていた330万ユーロ(約4億3300万円)の収入を目標としスポンサーシップ戦略を強化していく。


ラダメル・ファルカオが所属するラージョ・バジェカーノは新しいマーケティング・ディレクターを獲得した。クラブにとって大きな柱であるマーケティングの担当ディレクターだ。

マーケティング部門の目標は、プリメーラ・ディビジョンに所属した最後のシーズン(2018-2019年、コロナ前)の水準である330万ユーロ(約4億3300万円)に戻すこと。クラブが発表した最新の決算書によると、降格とパンデミックの影響で、2019-2020シーズンのラージョのマーケティング部門は72%減となる92万5549ユーロ(約1億2154万3726円)にまで落ち込んだ。

2019-2020年シーズンの間、ラージョ・バジェカーノにはメインスポンサーがついていなかった。2021年2月に、今シーズンのスポンサーでもあるDigi社がメインスポンサーとして参入した後に、このマーケティング部門の数字が増加している。

新ディレクターに就任したトマス・アロバ氏(以下の写真の人物)は、ラージョ・バジェカーノの中で最も弱い分野の一つであるマーケティングを強化することを目的としており、Digi社の他にも、Umbro社、Mahou社、Halcón Viajes社、Modalia社、そしてマドリッド市議会などのコマーシャルパートナーが名を連ねる。



2019-2020年に1,012万ユーロ(約13億2900万円)の利益を実現!

ラージョはこれまでに3,000万ユーロ(約39億4000万円)近い利益を蓄積しており、2020-2021年シーズンの結果を待っている状態だ。この金額があれば、現在裁判で争ってる税金問題(3,500万ユーロ:約45億9600万円)をほぼすべて解決することができる。

クラブは2019-2020年シーズンを、前年の1,979万ユーロ(約25億9900万円)に対し、1,013万ユーロ(約13億3000万円)の純利益で締めくくった。クラブは、配当を行わず、利益の全額を積立金に充てる。


関連記事ラ・リーガ:新たに9つのスポンサーが参入。ブックメーカーから暗号資産へ