このプロジェクトを推進するLIV Golf Investments社は、アジアンツアーとの間で10のトーナメントを創設することに合意しました。同社の主要株主は、最近プレミアリーグのニューカッスルを買収したサウジアラビアの政府系ファンドです。


サウジアラビアは、サッカーだけに留まらない。カタールやバーレーンなどの中東諸国に続いて、サウジアラビアもゴルフ業界への参入を考えています。先日、サウジアラビアの政府系ファンドはLIV Golf Investments社の主要株主として、新たなシリーズを立ち上げるために2億ドル(約227億円)の出資を受け取り、ゴルフ界に参入することを明らかにしました。

今回のようなプロモーターによるビジネス介入への脅威に立ち向かうために手を組んでいるPGAツアーと欧州ツアーの反対を押し切り、LIV Golf Investmentsはアジアンツアーとの合意に至りました。彼らの目標は、10年で10つの新トーナメントを開発することです。このパートナーシップを運営するために、サウジアラビアの政府系ファンドは、元世界ナンバーワンゴルファーのグレッグ・ノーマン氏をCEOとして招聘しました。

同社の筆頭株主は、4300億ドル(約48兆9350億円)の運用資産を持つサウジアラビアの政府系ファンドであるPIFで、最近ではプレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドを買収しました。その買収金額は4億900万ドル(約465億4600万円)でした。

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