米国のファンドElliott社は、2018年にACミランの経営権を取得して以来、5億ユーロ(656億円)以上を注入しています。クラブは、2シーズンで2億9,000万ユーロ(約380億6450万円)の損失を計上していました。


米国のファンドElliott社は、2020-2021年シーズンに1億3,000万ユーロ(約170億6300万円)をACミランに注入しました。2018年にクラブの経営権を取得して以来、その合計は5億3,300万ユーロ(約699億6000万円)となっています。イタリアのサッカービジネスサイト「Calcio e Finanza」によると、この資金注入の目的は、ミランがパンデミックで失った2億9000万ユーロ(約380億6450万円)を補うことです。

 

この資金の調達は、Rossoneri Sport Investment Luxembourg社を通じて行われました。クラブはパンデミックの影響で資金注入の必要性に迫られ、2020-2021年シーズンには9,600万ユーロ(約126億円)の赤字となっていました。Elliott社が提供した資金は、2018年夏から2020年3月までの間にすでに合計4億375万ユーロ(約529億9500万円)に達しています。

さらに、前オーナーである中国の実業家リー・ヨンホン氏の債務不履行の後、新たな経営権を獲得するために同ファンドがクラブに投資した約1億7200万ユーロ(約225億7600万円)が加算されます。

中国でのパートナーシップ

資金の投入に加えて、ミランは国際ビジネスの強化にも力を入れています。具体的な動きとして、中国企業との債務を清算した後、ビジネスを展開するため新たなパートナーシップを提携しました。

同子会社は、Elliott社が全額負担した20万ユーロの株式資本で設立されました。役割は、スポーツイベントの企画・運営、国内でのスポーツ用品やマーチャンダイジングの販売を行うことなどです。


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