「CeltaLab1923」イノベーションセンターは、「Galicia Sportech Congress」と共同で、スポーツ界におけるデジタル化を促進するために、ベンチャー企業コンテストを開催しました。


RCセルタは、アマチュアから一流選手を技術面から支援する企業の開発に力を貸したいと考えている。「CeltaLab1923」の立ち上げから4年、「Galicia Sportech Congress」と共同でスポーツの世界におけるデジタル変革を促し、ビジネスシーンをサポートするための革新的なアイデアを促す「ベンチャー企業コンテスト」を創設した。今、課題となっているのは、スペイン・ガリシア地方のビーゴ市以外での進出だ。

イノベーション責任者であるラロ・ガルシア氏は、この取り組みについて「スポーツ業界全体のプロジェクトとして、できるだけ多くのベンチャー企業と繋がりを持つために誕生しました。このプロジェクトはすぐに成長するでしょう」と2Playbookに語っている。スペイン・ガリシア地方で誕生したプロジェクトだが、「CeltaLab1923」では、レアル・ソシエダ(バスク地方)やバレンシアCF(バレンシア州)と連携しているとのこと。「ガリシア州が産業に与える影響は大きいですが、グローバルな視点で見なければなりません」とガルシア氏は言う。


このプロジェクトでは、サッカーだけでなく、バスケットボールやサイクリング、パデルにも取り組むなど、スポーツ全体を強化することでイノベーションの向上を図っている。

今回のコンテストでは、10企業のファイナリストが表彰される予定。選ばれた企業は、スポーツ業界でビジネスモデルを確立し、他のクラブや他のスポーツとの間でプロジェクトの認知度を高められるよう支援される。具体的に言えば、メディアインパクトを加えることができるように後押ししてもらえるという仕組みだ。

このコンテストを通じて、「CeltaLab1923」と「Galicia Sportech Congress」は、未来のスポーツを創り上げるためにスポーツ事業のデジタル化をサポートする新技術開発を促進している。

このプロジェクトはまだ開発段階だが、3年前から人工知能や映像技術を専門とする「Cinfo社」を始めとした企業と連携を取ってきた。さらに、投資家のクラブを立ち上げ、高機能医療分野の中心となるコワーキングスペースのインフラ設計にも着手している。

企業は4つのブロックに分類される。データ分析や栄養学に関連する企業を対象とした「パフォーマンス&アクティビティ」、クラブがデジタル化するためのツールを提供する「マネジメント&組織」、コミュニケーションやファンとの交流、マーチャンダイジングなどに取り組む「ファンエンゲージメント」、そして最後に「eスポーツ」だ。

「CeltaLab1923」では、企業の選定を考慮し、ベンチャー企業同士の繋がりを構築することを意図していると考えられる。「ベンチャー企業は、クラブや連盟の長年に渡るサプライヤーになったり、ケガ予防のための医療分野で行なっているように、新しい製品やサービスを共同で作り出します」とガルシア氏は発言した。