レアル・マドリードは、ブックメーカーのSportybet社と、グロバール展開のスポンサー契約を結びました。この手のスポンサーシップは他にFonbet社(ロシア)、Invex Banco社(メキシコ)、PT Dua Kelinci社(シンガポール)などの企業があります。
スペインではスポーツにおけるブックメーカーのスポンサー導入が禁止されているが、スペイン国外の地域スポンサーであれば、このスペイン政府の政策を回避することができます。
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Sportybet社といえばベッティング分野を中心に事業を展開しているのですが、独自のアプリ展開し、スポーツのライブストリーミング配信も行なっています。同社はアフリカ全域に事業の拠点を持っており、ナイジェリア、ガーナ、ケニア、ザンビア、タンザニア、ウガンダといったアフリカの大国で大きな市場を持っています。
Sportybet社は、スペイン国内外の十数社で構成される特定地域スポンサーに加わります。その内スペイン企業は、Movistar社、Unicaja銀行、Solán de Cabras社、Sanitas社、そして先日契約を更新したCodere社です。スペイン国外では、ロシアのFonbet社、メキシコのInvex銀行、アジアのKOK Sports社とPT Dua Kelinci社、コカコーラ、プレイステーションなどが挙げられます。
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レアル・マドリードのスポンサー状況
メインパートナー:エミレーツ航空
テクニカルスポンサー:アディダス
その他:アウディ、EAスポーツ、ハンコック、モビスター、ウニカハ銀行、プレイステーション、コカコーラ、ニベアなど
コロナの影響によるスポンサーシップ収入10%減を調整
レアルは、昨シーズンのスポンサーシップの売上高を公表していませんが、2020-2021シーズンの予算案では、マーケティング部門の売上高を前年比10.3%減の3億193万ユーロ(約402億円)としています。
それでもレアル・マドリードは、87万4千ユーロ(約1億1千万円)の利益で2020-2021シーズンを締めくくったと、7月中旬にクラブが報告した。2019-2020シーズンよりも、2020-2021シーズンの方がさらに興行収入が減少したことを考慮すると大きな成果といえるだろう。