EAスポーツは、欧州連合において「EA Sports FC」の商標登録手続きを開始した。この手続きは、カナダのゲーム開発会社によるサッカーゲーム「FIFA」の将来をめぐる議論の中で今月上旬に開始され、昨日10月14日に正式に申請された。
この新しい商標に対して他の企業が異議申し立てを行うための期間は3ヶ月設けられており、期限は2022年1月14日まで。同社は、この新しい商標が何に使用されるのかは明らかにしていない。
このプロセスは、EAスポーツが主力ゲームの一つの名称についての議論と同時にスタートした。同社は現在、サッカーゲームのネーミングライセンスを維持するためにFIFAとの契約を延長するかどうかを検討している最中だ。EAスポーツはFIFAに1億5000万ドル(約165億円)を支払っていると言われている。これに加えて、300ものパートナーのライセンス、FIFPRO(国際プロサッカー選手会)やその他の商業契約を追加しなければならない。
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現在、1.5億人以上がFIFAゲームをプレイしており、その市場価値は20億ドル(約2,200億円)と言われている。昨年度の決算で56億ドル(約6,160億円)の売上高を記録した開発会社に、どれだけの収益がもたらされているのだろうか。