ソフトバンクは、傘下の「Vision Fund 2」を通じて、Vuori社の評価額を40億ドル(約4558億円)に設定しました。今回調達した資金により、5年間で100店舗開店を目標にしています。


スポーツウェアブランド「Vuori」は、ソフトバンクのVision Fund 2が全額出資した4億ドル(約455億円)の資金調達ラウンドを終了しました。南カリフォルニアで設立されたVuori社の評価額は40億ドル(約4558億円)に上り、ソフトバンクの出資比率は10%となります。

同社は2015年に設立され、現在はアメリカ西海岸に十数店舗を展開しています。今回の資金投入により、5年間で100店舗以上の出店計画を実行するために必要な資金を得ることができました。現在は米国を中心に事業を展開していますが、今後の欧州やアジア太平洋地域での拡大も計画しています。

最高経営責任者のジョー・クドラ氏は、「インフラや人材への重要な投資を行い、『持続可能な』取り組みを拡大していく」と説明しています。同社の目標は、2022年までに供給・出荷チェーン全体でプラスチックの使用を80%削減することです。

ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズ(SBI)のマネージング・パートナーであるNagraj Kashyap氏はVuoriについて「消費者への強いコミットメント、『持続可能性』を意識した環境維持への注力を意識しながら目覚ましい成長を遂げているVuoriは、スポーツウェア市場をリードするブランドであると確信しています」と述べています。


関連記事

孫正義氏が運営するMLS所属インテルマイアミの株式を巡る争い