アップルは、プレミアリーグの過去の映像やトロフィー、各クラブのエンブレムなどの使用ライセンスを取得した。


アップルは、イギリスに渡った一人の新監督の生活と様々な挑戦を描いたヒットシリーズ「Ted Lasso」を通じて、プレミアリーグと提携することになった。 Apple+で放送される同ドラマの次回作にプレミアリーグのクラブが登場するのだが、それに伴ってアップルは50万ポンド(約7800万円)をプレミアリーグに支払い、ライセンスを獲得する。

◆「Ted Lasso=テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」は2020年8月14日に配信されたApple TV+のオリジナル作品。テッド・ラッソは元々アメフトコーチだったが、経験なくしてイギリスサッカーチームの監督に。楽天主義、負けん気そしてビスケットで足りない知識を補う様子を描くコメディー。

※参考:Apple+


The Athletic誌によると、プロデューサー兼主演のジェイソン・サダイキスは、プレミアリーグ所属クラブのエンブレムやリーグの映像、アーカイブなどを利用し、現実とフィクションを混ぜ合わせることで視聴者の関心を引くとのこと。

一方のプレミアリーグは、この契約により、新たなファン層を獲得することができる。プロサッカー界では目新しい試みだが、「Amazonプライムビデオ」や「Netflix」など他の大手プラットフォームでも、クラブやアスリートを題材にしたシリーズやドキュメンタリーの制作に関心を寄せており、さらなる視聴者や新規加入者の獲得を目指す。