アトレティコ・マドリードなどと提携しているスペインのスタートアップ企業「Fly-Fut社」は、現在の評価額1260万ユーロ(約16億1960万円)を今後2年間で倍増させることを目標としている。
元レアル・マドリードのレジェンド達がFly-Fut社のドローンビジネスを支援する。近年、スポーツ関連の新興企業へ投資を積極的に行なってきたイケル・カシージャス氏が、新たに株主となることが決定した。最近ではフェルナンド・イエロ氏が同社に投資を行なっている。
Fly-Fut社のCEO兼創設者であるルイス・ラゴステラ氏は、「イケル氏による支援が受けられることを光栄に思います」と述べ、「フェルナンド・イエロ氏の参入も合わせ、国内だけでなく国際的に弊社を強化することができます」と断言している。
一方でカシージャス氏は、「全世界のサッカーファンに最高のサービスを提供する」同社の「可能性」を強調した。「弊社のドローンを使った映像技術は唯一無二であるため、この先プロサッカー界では、より多くのクラブがドローン技術を導入するでしょう」とラゴステラ氏は付け加える。
ルイス・ラゴステラ氏は「短期的に成功したいという気持ちは一切ありません。お客様第一でビジネスを遂行することにより、長期的に弊社株主の利益にもなります」と2Playbookに語った。株主には、イバン・ロペス・リオス氏、エンリケ・ペレス・プラ氏(Entrecanales社の共同経営者)、マルク・ジアコパッツィ氏(Fidentis社)、フェリックス・ルイス氏(Playtomic社およびTuenti社の創業者)、ビセンテ・ボルダ・ジュニア氏、アルバロ・ジャマス氏(Glencore社)などが名を連ねる。
2017年の設立以来、売上は合計で350万ユーロ(約4億5000万円)を計上し、評価額は1260万ユーロ(約16億1960万円)となっているが、「今後2年間でこの評価額を2倍にすることが現在の目標です」とラゴステラ氏は言う。今シーズンの売上高予想は約140万ユーロ(約1億8000万円)だ。