クラブは昨シーズンのジンバブエに次いで、アルジェリアにもベティス・アカデミーを設立した。このプロジェクトは他にも、米国、メキシコ、モロッコ、中国などで行われている。


レアル・ベティスは、サッカー教室を通じて再び国際化に取り組む。クラブは、昨シーズンジンバブエで発足したプロジェクトに加え、今シーズンはアルジェリアにベティス・アカデミーを設立した。ちなみに、アメリカ、メキシコ、モロッコ、中国などにも施設が存在する。

アルジェリアのアカデミーはドリー・イブイム（同国北部）に設置され、クラブの練習方法を取り入れることで、この地域のサッカーの土台を固めることが目的だ。このプロジェクトは、レアル・ベティス財団のスポーツ分野責任者であるフアン・パラ氏がコーディネートし、クラブの担当者が指揮をとる。

当アカデミーを運営する団体（ユナイテッド・フットボール・アカデミー）の社長アニス・マンスール氏は、「ヨーロッパ内で見ても優れたクラブであるレアル・ベティスの国際アカデミーをアルジェリアで開催でき、大変誇りに思います」と述べている。

レアル・ベティスのビジネスGMであるラモン・アラルコン氏は、「我々は国境を越えて関心を集め続けます。そしてユースチームの練習方法を用いて、我々の価値観を世界中に広めていきます」と語った。

また、前出のフアン・パラ氏は、サッカー選手の質を向上させるというスポーツ的な観点だけでなく、社会的な観点からこのプロジェクトの重要性を強調した。「このプロジェクトは、世界中の若者にレアル・ベティスというチーム、サッカーというスポーツ、そしてベティスの価値観を楽しんでもらうことが一番の目的です」。