レアル・マドリードとスペイン代表の元キャプテン、フェルナンド・イエロ氏が、アマチュアサッカー界向けのスタートアップ企業であるFly-Fut社に投資。


Fly-Fut社は、年齢を問わずどこからでもサッカーを楽しんでもらうことを目指す。プロ・アマチュア界で、ドローンによるサッカーの撮影を専門とするスペインのスタートアップ企業に、フェルナンド・イエロ氏が出資した。同社の評価額はすでに1260万ユーロ(約16億4377万円)で、2年後に2倍にすることが目標だ。

この投資の目的は、ジュニア大会で選手やその家族が携帯電話の画面を通してユニークな思い出を楽しめるようにすることである。

フェルナンド・イエロ氏は、ユーザーのニーズに応えるべく出資を行なった。昨シーズンはコロナウイルスの影響で、同社にとっては厳しい状況だったが、この度、マドリード、バレンシア、バルセロナ、バジャドリードで行われる150のリーグ、月間約2400試合をカバーすることになる。それにより約3万人が登録し、5万人のユーザーに情報がリーチすることを見込んでいる。

Fly-Fut社のCEO:「近々ラ・リーガ1部の全チームがドローンを使うことになるだろう」

彼らの計画は、3年以内に約4000人のドローンパイロットを雇用し、国際化すること。同社のCEOであるルイス・ジャゴステラ氏は、「近いうちにラ・リーガ1部の全チームがドローンを使うようになる」と断言する。上空からトレーニングを撮影することに関しては、ルイス・エンリケ氏が数年前に提案したが、大多数が彼の案に耳を貸さなかった。

海外では、ポルトガルリーグのヴィトーリアSCを皮切りに、プロのクラブに向けたサービスを順次開始しており、少年サッカーや地域リーグを中心に、合計で5000試合以上を記録している。プロのクラブには、年間6000〜8000ユーロ(約78億2800万円〜約104億3700万円)の「フライフット・プロ」サービスを販売する予定だ。