アメリカの経営者であるマス兄弟は、デビッド・ベッカム氏、孫正義氏、マルセロ・クラウレ氏の3人が所有するインテル・マイアミの買取を交渉。
MLSに所属するクラブ「インテル・マイアミ」の株主であるマス兄弟は、同クラブの買収を交渉中だ。この交渉は兄弟がクラブの主要株主になるためのものであり、組織の価値は6億から6億5千万ドル(約660億円から715億円)にも上ると言われている。
具体的に言うと交渉相手は、クラブの48%の株式を保有する株主である孫正義氏とマルセロ・クラウレ氏の2名だ。孫正義氏は周知のように、ソフトバンクの代表取締役会長兼社長。マルセロ・クラウレ氏は、スポーツ分野において数多くの投資を行なっており、ラ・リーガ所属ジローナFCの株式の35%を保有しているが、現在はジローナFCの売却を希望している。
この取引が成立すれば、マス兄弟とデビッド・ベッカム氏がインテル・マイアミ唯一のオーナーとして残ることになる。資金はゴールドマン・サックスからの融資で賄われる。同社は先日、FCバルセロナと5億9500万ユーロ(約773億円)の10年ローンを締結し、今後必要に応じて最大7000万ユーロ(約91億円)の新たな融資を実行すると発表したばかりだ。