久保建英選手が所属するマジョルカは、2021-2022シーズンのメインスポンサーを日本企業に決定した。


マジョルカは第2節の前に、新たなメインスポンサー契約を交わした。その企業とは日本の株式会社タイカだ。同クラブは今シーズン、メインスポンサー無しでシーズンをスタートさせていた。

金銭面の条件は明らかにされていない。この契約により、靴や車に使用されるクッション材を主に扱う「αGEL(アルファゲル)」のロゴがユニフォーム胸部に入る。同社は、昨シーズンまでのメインスポンサーBetfred社に打って変わることになる。今シーズンよりラ・リーガではブックメーカーの広告が禁止されているため、Betfred社はクラブへのスポンサー活動を続けることができなかった。

マジョルカの最高責任者であるアンディ・コールバーグ氏は、今回の契約の重要性を強調し、「日々の仕事を技術面の改善・革新に捧げている日本企業との契約は、この契約をさらに重要なものにしています」と述べている。

株式会社タイカの代表取締役社長兼COOである鈴木大登氏は、今回のスポンサーシップについて、「伝統あるリーガ・エスパニョーラの重要なクラブとの提携であり、今回は久保建英選手の存在も大きい。アイデアや革新性に重きを置く当社のブランドイメージを強化することに繋がり、また、このスポンサーシップが当ブランドの知名度をより高めることになると確信しています」と述べている。

マジョルカの他のスポンサーシップは、アンブロから引き継いだナイキ、オフィシャルパートナーには、Alua Hotels、CaixaBank、コカ・コーラ、Estrella Damm、PayPal、Fibwi、Juaneda、Air Europa、OK Carsが名を連ねている。

マジョルカは、2019-2020シーズンに1700万ユーロ(約22億300万円)という過去最高収益を叩き出した。また、クラブオーナーである米国人実業家ロバート・サーバー氏が負担する資本を900万ユーロ(約11億6600万円)に引き上げた。同氏によるマジョルカへの投資額はすでに約4500万ユーロ(約58億3100万円)に達している。