レアル・バジャドリードは、会長兼オーナーである元ブラジル代表ロナウド・ナザリオ氏の世界的な知名度に支えられている。国際的なプログラムの作成や将来のプロサッカー選手育成などにより、クラブブランドを世界に広める作戦だ。


会長室の管理長であるデビッド・エスピナル氏は昨年3月、「私たちには素晴らしい国際的に地名度のある大物がおり、自分たちのことをもっとよく知ってもらうために努力しています」と語った。世界的に成長し続けるという気持ちから、クラブは国際アカデミーを再構築する。このプログラムは今年の9月にスタートする予定だ。

この国際化プロジェクトを遂行するために、バジャドリードはCampus and Sports Events社と提携し、Real Valladolid International Academy(レアル・バジャドリード・インターナショナル・アカデミー)の運営を開始する。

「両社の戦略的合意は、将来の国際的なサッカー専門家の育成を促進し、参加者一人一人が中心となってトップレベルの国際プログラムを構築するという目的を強固にするものです」とクラブは声明を出した。

このアカデミーは、「一流の教育と両立しながら、レアル・バジャドリードのメソッドを用いてプロのように生活・トレーニングを行うことができるハイレベルなサッカープログラムを提供する」ことを目的に設立された。

2021年9月から2022年6月まで開催される第1回目のイベントの登録期間はすでに始まっている。17歳までの少年少女を対象に、年間、半年、四半期、月間の4つのプログラムが提供され、「クラブの現実とスペイン文化に触れる」「バジャドリードでのサッカートレーニング」「バジャドリードの優れた教育機関での学習」を提供する。

実際はクラブにはすでに国際プロジェクトがあり、他国の若い選手がバジャドリードに来て一定期間トレーニングを受けるというものだった。この点に関して、クラブでは20年前からカンテラ選手のために寮を設けている。エスピナール氏は「今はこのプロジェクトを推進し、よりプロフェッショナルで、より整ったプロジェクトにしたいと思っています」と語っている。